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2015年5月16日放送分

 

■特集

「世界の教育市場を変えるエドテックとは?」

ゲスト:デジタルハリウッド大学大学院  佐藤昌宏氏

エドテックとは教育(Education)と技術(Technology)を組み合わせた造語。
これまでもインターネットを利用したeラーニングはあったが、最近は速度が速く割安な通信手段やスマホ・タブレットが普及し,ソーシャルメディアが発達したことで優良なコンテンツを素早く安価に手に入れられるようになったことを示す言葉だ。
アメリカでは一流大学の教授の講義を無料で聞くことができるMOOCsというサービスがあり、モンゴルの15歳の少年がこれで学んでマサチューセッツ工科大学(MIT)の特待生に招かれたという例もある。
オバマ大統領も科学教育を推進する方針を打ち出しており、国を挙げてエドテックを推進している。
エドテックの普及は「世界的な教育の格差の是正」や「知力の底上げ」にもつながるというわけだ。
イギリスではプログラミングの授業を必修にしており、韓国では2015年までに1人1台のコンピューターを持たせるなどの動きが世界に広がっている。
日本でも2020年にすべての学校にタブレットなどの端末を一人一台導入するなどを閣議決定した。
しかし、世界の先進的な動きに比べると出遅れ気味となっている。
エドテックは学校や塾・予備校、企業研修、家庭など、幅広い広がりが見込める。
その意味でも教育ビジネス新時代を迎えることになる。
学習履歴がデータとして蓄積されると、個人個人に合わせたカリキュラムや教材を提供できるようになる。
これまでのような教育の仕組みを変える可能性も出てくる。
エドテックが本当に普及していくための課題は利用者、マーケットなどそれぞれにあるが、提供者サイドからいえば対面教育も含めエドテックを利用することでどのような学習効果をあげることができるのか、具体的に実証していく必要があるだろう。



■ブルベア羅針盤

「ユーロは上がる?」

ゲスト:シティバンク銀行 尾河眞樹氏

ドル円相場の動きが乏しい中でユーロの上昇が目立っている。
ユーロ圏の経済指標が改善傾向を示していることが評価されている。
ECBの金融緩和の結果、輸出や設備投資が増加すると見込まれ、シティバンク銀行の予測でも今年は1.5%、来年は2.1%の成長を見込んでいる。
しかしこのままユーロが上がるかといえば、そうも言いきれない。
デフレからは脱出の兆しが出てきたが、それでもインフレ率はようやくゼロ%になっただけ。
金融緩和はまだ続く可能性が高い。
さらにギリシャ問題というリスクはまだ残っている。
6月末までに新しい支援策がまとまらなければ、デフォルトに陥る可能性が残っている。
デフォルトが確実ということになれば、リスク回避でユーロが売られ、円・ドルが買われる。円の上昇の方がドルより高いと予想されるのでドル円では円高方向になるだろう。
「6月末の変動に備えておく必要がある」というのが尾河さんのヒントだ。

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