テレビ東京2夜連続ドラマスペシャル「李香蘭」の完成披露会見、試写会が 1月23日、約300人の一般視聴者をお招きして行われました。
場所は李香蘭ゆかりの地でもある日劇跡の有楽町・朝日ホール。
久しぶりに(役の衣装で!)一同に会した出演者のみなさんは、全て中国で行われた撮影の思い出やドラマの見どころを語ってくれました。
出席者
上戸彩   (李香蘭役)
名取裕子  (李香蘭の母:山口アイ役)
菊川怜   (川島芳子役)
沢村一樹  (川喜多長政役)
小野武彦  (山家亨役)
中村福助  (長谷川一夫役)
堀川とんこう監督
※ 出席予定だった橋爪功さん(李香蘭の父:山口文雄役)は体調不良のため欠席。

以下、出演者コメント。
上戸彩(李香蘭役)
今日はお集まり頂きありがとうございます。クランクアップからだいぶ経ちますが、こんなに台本をボロボロにした作品は初めてです。13歳から26歳までの李香蘭を演じる中で、スタッフといろいろなことを話し合いながらやりました。写真集を見てメイクをしたり、色々確認してできるだけご本人に忠実にできるよう心がけました。歌も「吹替えにする?」と当初は言われたのですが、わがままを言って吹替えではなく全て自分で歌いました。上戸彩の代表作になったらいいと思います。
名取裕子(李香蘭の母:山口アイ役)
私の撮影は、初め李香蘭の父役の橋爪功さんと2人で始まり、その後上戸さんが加わって、夏の暑い時期からそれが寒くなるまで続きました。上戸さんが初めて現場に入ってきたとき、チャイナドレスがあまりにも似合っていて、こんな可愛い娘がプロパガンダに使われていくのをみていた実際のご両親は、どんなお気持ちだったろうと思わされました。これだけ豪華で力のあるドラマは他になかなかありません。是非楽しんでください。
菊川怜(川島芳子役)
今回川島芳子を演じ、“男装の麗人”として初めて男装しました。いかがでしょうか…恥ずかしいものですね(笑) 演じるにあたって本を読み、そこで初めて李香蘭や川島芳子という、激動の時代を激しく生きた女性たちのことを知りました。想像も付かないような人生を演じるのだと思って身を引き締めたことを覚えています。少し中国語にも挑戦したのでご覧頂ければ。楽しみにしてください!
沢村一樹(川喜多長政役)
○×▽■…(中国語らしい発音で話し、場内どよめく)。
えー、今のはめちゃくちゃです(笑)昔からでたらめな外国語が好きで、それっぽいことは身に着けているつもりでしたが、全然違いました(笑)。
上戸さんがアカペラで歌うのを室内で聴くシーンがありました。歌を聴いて、現場全員、鳥肌が立ちました。単純に上手いという以上の、この役に賭けているんだという迫力が伝わってきました。日々上海で楽しく過ごしていた自分を反省しました(笑) 満喫しつつも頑張りましたので、李香蘭が活躍した時代の建物がたくさん残った、上海の風景ともあわせてお楽しみ下さい。
小野武彦(山家亨役)
僕は9月に撮影に入りましたが、水や食べ物、交通のことを含め、上海という初めての土地でスタッフ含め皆最後まで乗り切れるか?とハラハラしたのを覚えています。無事全うできて心から喜んでいます。皆それぞれご苦労があったと思いますが、最初から最後まで出演された上戸さんには、この経験は本当に大きな財産になるでしょう。キャストもスタッフも一丸になって作りました、よろしくお願いします。
中村福助(長谷川一夫役)
今回のドラマに対する上戸さんの思い入れを感じています。自分の知っている、歌舞伎俳優でもあり映画スターでもある長谷川先生を演じることは非常にドキドキしました。いろいろな長谷川先生の出ている映画を拝見したり自分なりに役作りの勉強をしました。
作品は、日本と中国を結びつけるドラマに仕上がっていると思います。
堀川とんこう監督
皆様、お疲れ様でした。 5時間と長いドラマですが、色々な楽しみ方のできる作品です。歌を楽しんでもいいし、昭和や満州とは何だったのかを振り返る気持ちで観て頂いてもいいでしょう。1人のスターが苦しみながら成長していく芸道もの、親子の情愛を描いたホームドラマとしても楽しめます。ユニークな人物としては、山家亨、川島芳子といった昭和史の中でも異彩を放つ、昭和という時代が作り出した人が登場します。彼らを中心に観ていただいてもいいでしょう。興味、関心のままにご覧頂ければと思います。
司会:(上戸さんに質問)『李香蘭』の制作発表時に山口淑子さんにお会いになりましたね。そのとき「中国でお友達を作って来て。」と山口さんはおっしゃっていましたがお友達はできましたか。
上戸:中国スタッフの方皆さんとお友達になりました。最初は皆さんシャイだったんですけど、後半はそのシャイも薄れてたくさん接するようになって笑顔が耐えない現場になりました。
山口淑子さんに始めてお会いしたとき、やっぱりすごくおきれいで、かつ厳しそうっていう印象でした。発表の時に初めてお会いして本当はたくさんお話を伺いたかったのですが、その日に上海に行かなくてはいけなくてあまりお話ができなかったのが残念です。完成作品を山口さんに是非見ていただきたいと思います。失礼のないように頑張ったつもりですが、一方で怖くもあります。感想をお伺いしてみたいです。