経済ドキュメンタリードラマ「ルビコンの決断」

バックナンバー

2009年7月2日放送
振り込め詐欺はこうして捕まった!~82歳と66歳 勇気ある作戦~
詳しい内容
<ドラマVTR>
いまだ猛威を振るう経済犯罪「振り込め詐欺」。その時々の話題に便乗し、次々と新たな手口で進化を続ける。2008年だけで、被害件数は約2万件、被害総額は約276億円に上っている。
そんな中、今年2月、埼玉県の82歳と66歳の女性2人が、振り込め詐欺グループの検挙に大きな貢献をした。2人は20年来のつきあいの友達。ある日、「警察」を名乗る男からかかってきた電話で、事件に巻き込まれる。
2人は「本当の警察」から要請を受けて、犯人のおびき出し作戦へ協力することを決断。しかし、いかにして犯人をおびき出すのか、そして危険はないのか。女性たちは機転を利かし、驚くべき活躍を果たす・・・

場面写真
キャスト紹介
淡路 恵子 藤田 弓子
ゲスト紹介
宇都宮 健児(うつのみや けんじ)弁護士
池上 彰(いけがみ あきら)ジャーナリスト
大浜報道キャスターのあとがき
「これは決断だ!」

本番中、色々な面で感動してしまいました。
まずは淡路恵子さんの細やかな演技。
特に犯人からの電話を受ける際の指先の表情は
突然の電話への戸惑いを痛いくらいに表現しています。
映画を観ているように引き込まれてしまいました。

今回のテーマでもある振り込め詐欺。
実は取り締まりや、新たな法律の規制などもあって、これまでのATMを利用して振り込ませる手口に代わって、「直接取りに来る」ケースが増え始めているそうです。
犯罪の質は被害者にとっても犯人にとっても危険なものになりつつあるといいます。
当然、犯人にとってのリスクは高まりますが、一方で、
確実性は増すという考えのようです。
ドラマの主役でもある二人の女性が挑んだのがまさに、このケースの犯人です。

警察からの協力要請があったとはいえ、電話口で犯人を信用させ、
自宅にまでおびき寄せる。
電話は1対1の世界、例えるならば個室で犯人と対峙しているようなものです。
そして、犯人が自宅に…。
近くに警察官がいるものの、どんな男がやってくるのか。
いきなり襲われることはないのかなどなど、心配し始めたら切りが無い状況です。
82歳と66歳という年配の女性のどこに、このような勇気が潜んでいたのか。
まさに大きな決断です。

自宅で放送を観ながら改めて考えました。
長い人生経験を積んできた彼女達だからこそできた決断だったのではないか?
人生の中で、何度も決断を重ね、結果を受け入れてきた人たちの強みが
このような形で生かされたのではないか?
彼女たちの人間力、底力に脱帽した次第です。