経済ドキュメンタリードラマ「ルビコンの決断」

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2009年9月17日放送
借金なんかで死ぬんじゃない!
~落ちこぼれ弁護士が ヤミ金と闘った~
詳しい内容
<ドラマVTR>
ニッポン国内の「格差」が広がっている。リストラ、派遣切り、倒産、急な体調不良による生活苦、低年金、そして失業率は過去最悪の5.7%・・いまや貧困はいつ、誰におとずれてもおかしくない時代となった。そんな中、一時は鳴りを潜めたと見られていた「ヤミ金」による被害が今も後を絶たない・・・
「借金なんかで死ぬ必要はないんですよ」・・・経済的に困窮した人々のために闘う弁護士がいる。豊田商事事件、地下鉄サリン事件、そして振り込め詐欺事件・・日本を震撼させた数々の事件で、被害者の救済に奔走してきた弁護士・宇都宮健児、62歳。小さな身体を盾にして、ニッポン社会の闇と幾度となく闘ってきた。しかし、かつては二度も事務所をクビになる「落ちこぼれ弁護士」だった。
貧しい漁村で育った宇都宮は「社会的に弱い人」のために闘う弁護士となる道を選択、人生を賭けてサラ金問題、多重債務問題と向き合ってきた。それが2000年代に入ると、より暴力的な「ヤミ金融」に形を変えて、経済的に困窮する市民に襲いかかってきた。宇都宮の前に立ちふさがったのは“闇社会・暴力団”そして“法律の壁”。しかし、信念と行動力で宇都宮は「常識をくつがえす」闘いに打って出た。宇都宮は何を決断し、被害者たちの命を守ったのか。
場面写真
キャスト紹介
宇都宮健児弁護士 役 ヤミ金被害者
越田(仮名) 役
ベンガル 斎藤洋介
ゲスト紹介
須田慎一郎(ジャーナリスト)
宇都宮健児(弁護士)
大浜報道キャスターのあとがき
「落ちこぼれ」

宇都宮弁護士。
お世辞にも腕っぷしが強いようには見えませんし、
相手を徹底的に論破するのが得意な方には見えません。
闇社会を相手に臆することなく徹底的に戦う姿勢はどこから来たものなのか?
常々不思議に感じていました。
今回のドラマの中でパワーの源が自身の落ちこぼれ体験にあることを知りました。
苦学して弁護士になったものの、口下手が災いしてまともにお客を開拓できない。
弁護士といえどもやはりビジネスの要素を無視することはできません。
転職を本気で考えたと言います。
しかし、たまたま担当したサラ金事件が彼の人生を変えます。
やりがいを見つけるのです。
人はやり直しができることを身をもって経験した人だからこそ、
「借金なんかで死ぬことはない」という言葉に強い説得力があります。

番組でご一緒するのは今回が2度目。
口下手で人見知りだったというのが信じられない位、よく喋る方です。
話の中身が具体的で分かりやすいために我々もついつい時間を忘れて聞き入ってしまいます。そんな姿も経験と努力によって後天的に身につけたものなのでしょう。
人は変われるのだということを身をもって見せてくれています。

納得できない環境に身を置いている人たちはたくさんいます。
出口の見えない環境に途方にくれることもあります。
でも、ひょんなことから環境が変わることもあります。
ちょっとした人との出会い、誰かの一言、
政権の交代が環境を変えてくれるかもしれません。
自分が自分をあきらめたら、きっかけを掴むこともできません。