経済ドキュメンタリードラマ「ルビコンの決断」

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2009年12月10日放送
ニッポンの味 マグロを守れ
~世界初!クロマグロ完全養殖に挑んだ男たち~
詳しい内容
11月15日、大西洋クロマグロの2010年の漁獲枠が、2009年比で4割削減されるとのニュースが飛び込んできた。クロマグロは本マグロとも呼ばれる最高級のマグロ。日本は世界最大の消費国で、世界のクロマグロの7~8割を輸入している。2008年の国内供給量は約4万3000トン、このうちの約半分が輸入した大西洋マグロ。さらに来年3月には、「ワシントン条約締結国会議」で、大西洋クロマグロの国際取引の全面禁止が合意される可能性が浮上している。ニッポンの味・クロマグロはどうなるのか・・・
世界初、クロマグロの完全養殖に挑んだ男たちがいる。近畿大学水産研究所のメンバーたち。養殖の開発に取り組んだのは1970年、そして32年の歳月をかけ「不可能」といわれた事業を成し遂げた。
一般的な養殖は、自然の海で稚魚を捕獲し、これを育てて市場に出荷する。しかし、完全養殖は、育てた成魚に産卵させ、ふ化した稚魚を成長させて、再び産卵させるというもの。このサイクルを永久に繰り返せば、天然資源に負担をかけずに済むというもの。
しかし、体長3メートル、体重300キログラムにもなる魚の王様「クロマグロ」をどうやって飼いならすのか?クロマグロは臆病なうえに、時速80キロメートルで泳ぎ続けなければ死んでしまうという。まったく生態が解明されていない中、世界で初めての挑戦がはじまった。しかし、ふ化した稚魚は全滅し、やがて産卵も途絶え、開発費の援助もストップした。それでも開発メンバーは32年にわたり、挑戦を続けた…
2009年、夏、近大水産研究所の生け簀では、4万匹もの稚魚が育っている。養殖業者に出荷され、また成魚は百貨店の集客の目玉として解体ショーでさばかれている。ニッポンの味、マグロを守るために戦った男たちの勇気と決断のドラマに迫る。
場面写真

キャスト紹介

熊井英水
(近大水産研究所・研究員)役
原田輝雄
(近大水産研究所・所長)役
岡田貴彦
(近大水産研究所・技術員)役
宇梶剛士 神山繁 山田純大