経済ドキュメンタリードラマ「ルビコンの決断」

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2010年7月22日放送
大衆魚を宝石に変えた男
~関さば 執念のブランド戦略
詳しい内容
1匹5000円もする高級魚がある。それは関さば。さばは大衆魚の代名詞でスーパーでは一切れ数百円程度。どうしてさばが「関」さばになるとこんなに高くなるのか?

1980年代前半。大分県の佐賀関町。町の多くの人が漁師で生計をたてるも、生活は決して楽でなく後継者不足に悩まされていた。漁師の暮らしをもっと向上させたい。佐賀関漁協のナンバー2の姫野力が目をつけていたのが関さば。さばは「生き腐れ」と言われるように腐りやすく、煮付けなどで食べるのが一般的。しかし関さばはなぜか刺身でおいしく食べられる。その貴重性をなんとか全国に広めたいと姫野は考えていたのだ。ただ当時の関さばは他の地域では知名度もないただの大衆魚。時には取り引き価格が50円になることもあり、漁師は商売にならないと関さばを捨てることもあった。
そんなときあるテレビ番組で紹介されたことがきっかけで関さばの注文が東京から殺到する。しかしブームは長続きせず、ある日を境に取り引きはピタッと止まってしまう。一体何が起きたのか?実は関さばを東京の業者に卸していた地元の仲買の不手際で、東京の扱い業者からの信用を失っていたのだ。
せっかくの関さばもきちんとした形で流通させないと消費者の信用は得られない。そこで姫野は自分たち漁協の職員が仲買をやろうと考えたのだ。つまり漁師から直接魚を買い取り、出荷するという、全くの未経験の仕事をしようと考えたのだ。しかしこのやり方は全国の漁港を見渡してもほとんど例のないこと。前代未聞の改革ははたして成功するのか?関さばブランド化に懸けた決断とは!?
場面写真

キャスト紹介

<佐賀関漁業協同
組合 参事>
姫野 力 役
<佐賀関漁業協同
組合 総務課長>
岡本喜七郎 役
<地元の漁師>
布施 博 小林すすむ つまみ枝豆