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あらすじ
プロデューサー日記
あらすじ

第一部
出発(たびだち) 
第二部
脱藩 
第三部
襲撃 
第四部
希望 
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40thテレビ東京



原作者の司馬遼太郎が「維新の奇跡」と呼んだ男・坂本竜馬。
土佐の下級武士の次男として生まれながら、飛びぬけた行動力と人間的魅力で維新の主役となり、
絶対不可能と思われた「薩長連合」を成し遂げ、
大政奉還によって誰も血を流さない革命を夢見た竜馬の颯爽とした生き方を、
激動の時代に若い命を燃やした志士たちの群像と、竜馬を愛した女たちの姿をまじえながら描く。

主人公・坂本竜馬には、テレビ東京長時間時代劇最年少の主演となる市川染五郎。竜馬の妻・おりょうに内山理名、
竜馬の初恋の人で土佐藩家老福岡宮内の妹・お田鶴には井川遥といった、今までにないフレッシュなキャストを迎えて送る。
また、竜馬の父親・八平には橋爪功、母親代わりの姉・乙女に室井滋、
寺田屋の女将に若村麻由美、幕府軍艦奉行・勝海舟には柄本明など、 演技派俳優陣が顔を揃える。
さらには、テレビ初となる歌舞伎の名門・高麗屋の一家が総出演する。
竜馬のよき理解者である福井藩主・松平春嶽に松本幸四郎、
竜馬の盟友・武市半平太の妻に松本紀保、そして、長崎きっての女貿易商・大浦お慶を松たか子が演じる。

 

第一部

 「太い男になっちゃらー!」
右:岡田以蔵(高杉 瑞穂)
坂本竜馬は天保六年(1835)、土佐高知城下で生まれた。家は代々の豪商であったが、 竜馬の曽祖父の時代、下級武士である郷士の株を買って分家している。
土佐は、封建の世にあって、他藩と較べてもなお身分差に厳しい藩だった。
家老の娘、お田鶴様に恋心をいだく竜馬だったが、顔を見ることもままならない。
竜馬に剣を教えてくれた男勝りの姉、乙女も身分のことには口うるさい。

「くそ、何が身分じゃ!こんな腐れ藩はおん出てやるわい!
わしは江戸へ出て、身分なんぞハネ飛ばすでかい男になってやるわい!」
十九歳の春である。



竜馬は剣術修行のため江戸に向かった。



途中、大阪で辻斬りにあうが、その相手は同じ土佐で、 竜馬より身分の低い足軽の子、岡田以蔵だった。 大事な金を盗まれたが、足軽では藩から借金もできないと泣く以蔵に竜馬は親が用意してくれた五十両をすべてあげてしまう。
竜馬の定宿「寺田屋」の女将
お登勢 (若村麻由美)


それを見ていた男がいる。
泥棒、寝待ノ藤兵衛。
竜馬の人間にほれ込んだ藤兵衛は、 勝手に子分になることを宣言し、
旅の道づれとなる。

藤兵衛の紹介で投宿した伏見寺田屋の女将、お登勢も竜馬の人柄に魅せられ、
以後寺田 屋は竜馬の定宿となる。
竜馬の剣術の師、千葉道場
千葉貞吉(藤田 まこと)


江戸に着いた竜馬は桶町の千葉貞吉道場の門をたたくが、
時代は竜馬に剣の修行だけをさせてはくれなかった。
黒船がやってきたのだ。恐怖で騒然とする人々のなかで、竜馬の反応はちがっていた。
「でっかい!まるで鉄のクジラじゃ!あんな船に乗ってみたい!」
黒船に怯える幕府の弱腰に怒った若者たちの間には、
尊王攘夷思想がふくらみつつあった。
左:武市半平太(沢村 一樹)
「世は変わる。これからの世を治めるのは武ではのうて商じゃ・・・」
父:八平(橋爪 功)の言葉に竜馬の中に何かが芽生えていく。
「命より大事なものなんか
この世にないわい!」
竜馬の中で何かがはじけた。


土佐藩の江戸藩邸でも、竜馬の親戚にあたる武市半平太が若者たちをまとめ、
ひとつの勢力となっていた。



竜馬も単純に尊王攘夷に染まっていくかに思えた。
最初の留学期間が終わり、土佐に帰った竜馬に父の八平が思いがけぬことを告げる。

「世は変わる。これからの世を治めるのは・武・ではのうて・商・じゃ。」
竜馬の中になにかが芽生えていく。



ふたたび江戸に出た竜馬は、水野播磨介という公家侍と知り合う。
倒幕をめざす公卿に届ける密書を運んでいた播磨介は、追っ手が迫ると密書を竜馬に託し、自ら追っ手に切り込んで行き、惨殺されてしまう。


「大儀」のために命を捧げた播磨介の勇気に感動した竜馬だったが、
次の瞬間、違うものがはじけた。


「ちがう…わしはちがうと思うぞ…命より大事なものなんか、この世にないわい!」

第2部

万延元年三月三日、江戸桜田門外で、大老井伊直弼は、 水戸浪士と薩摩浪士によって暗殺された。
この事件によって、徳川幕府の衰退は公然となり、 歴史はさらに幕末の風雲に突き進むことになる。

「倒幕じゃ!」「攘夷じゃ!」

土佐でも武市半平太が「土佐勤王党」を旗揚げし、 過激な手法で藩論を攘夷に変えようとしていた。

竜馬も勤皇党に名を連ねるが、半平太のやり方には異論をとなえる。

「人を殺してはいかん。他に道はある。それをみんなで考えるんじゃ!」
竜馬は長州を訪れた。そこで出会ったのが長州きっての型破り、高杉晋作。

高杉は言う

高杉は言う。
「今は藩内で戦っているときではない。われわれの敵は、あくまで幕府だ。それには、 藩にも、身分にも、とらわれないことだ。 即ち、脱藩の覚悟なくては、何事もなしえない」


「脱藩」竜馬の新たな方向が見えてきた。

土佐勤王党は、ついに土佐藩参政、吉田東洋を暗殺する。
東洋を貫いたのは、あの岡田以蔵の刀だった。
脱藩して江戸に来た竜馬は、その後の人生を決定づける人物と出会う。


勝海舟(柄本 明)

幕府の海軍奉行並・勝海舟。

「竜さん、ニッポンだよ。もう幕府だ藩だといっていてはダメだ。世界の中の、
日本てえアタマで物事を考える時が来ているんだよ」

竜馬は、勝と行動をともにすることを決意する。
「若い者を人斬りにするな!」
竜馬と武市に決別の時が来る。
京の燃えさかる屋敷で竜馬は運命の女・おりょうと出会う。

土佐勤王党は、今や京都で佐幕派の暗殺を繰り返していた。 以蔵は「人斬り以蔵」と呼ばれ、恐れられる存在となっている。 幕府の開国派の代表である勝に弟子入りした竜馬と武市半平太に決別の時がくる。


「若い者を人斬りにするな。もう天誅はやめてくれ。以蔵のような、 学問のない、何もわからん者を使って、人を殺すな!」



竜馬は以蔵を武市から引き離し、勝の警護にあたらせる。


京の町。
燃えさかる屋敷に飛び込んで妹を助け出した女。
竜馬はこのとき、炎の女、おりょうに出会った。

第3部

武市半平太は切腹。
土佐勤王党は崩壊した。

焼け出されて身寄りのないおりょうを、竜馬は寺田屋に連れて行く。
竜馬に惚れ込んでいるお登勢は、おりょうを養女として迎えることを快く引き受ける。


このころ、それまで勤皇寄りと思われていた土佐藩の実権を握る山内容堂は、にわかに幕府寄りとなり、 突如武市半平太率いる土佐勤王党への弾圧を開始した。

武市、そして以蔵も逮捕された。

竜馬と勝の人間に触れていた以蔵は、処刑の場で叫ぶ

「わしは、坂本竜馬門下、勝海舟先生従者!にんげん岡田以蔵である!」

武市も切腹、ここに土佐勤王党は崩壊した。

勝とともに神戸海軍塾を創設する。

竜馬は新たな一歩を踏み出す。勝とともに神戸に海軍塾を創設するのだ。

「海はでかい。船の上では、誰も殺したり殺されたりせんでもいい!」

薩摩は長州藩一蹴した。

竜馬を慕う若者たちが集まり、海軍塾はスタートする。しかし時代は竜馬の思うようには 進んでくれなかった。

長州は性急な倒幕運動に走っていた。これを不快とした薩摩は、なんと徳川親藩の会津藩と組んで、 一夜にして長州勢を一蹴した。
京を追われた長州の残党はますます先鋭化し、天誅組、禁門の変などの騒乱を次々に起こしていく。

そんな長州に同調する若者が海軍塾からも出てきた。
「おんしらにはあの船が見えんのか!あの船が、いまにこの国を動かすときが来る!
それまでは待て!」

竜馬の叫びもむなしく、塾生たちは散り、海軍塾も不逞の輩を出したとして廃止されてしまう。

このままでは倒幕はおろか、日本の将来を背負う有能な若者が同士討ちのような戦いで 死に絶えてしまう。

薩摩・西郷吉之助
(高嶋 政宏)
長州・桂小五郎
(原田 龍二)

打開策はひとつ。薩摩と長州を仲直りさせ、 ともに倒幕にあたること。
攘夷の両雄でありながら、関が原以来の怨念を持ちつづける薩摩と長州。

竜馬の東奔西走が始まる。
薩摩で西郷吉之助を説き、長州で桂小五郎、高杉晋作を説く。

このとき、竜馬は維新の主役に躍り出た。
そして、竜馬のいる寺田屋を幕府の役人が取り囲む!


第4部

竜馬の夢が一つ実現した。

襲撃され、瀕死の重傷をおった竜馬を、懸命に看病したのは、おりょうだった。 九死に一生をえた竜馬はおりょうにプロポーズする。

「そばに、いてくれよ…一生だぜ」

二人は西郷のはからいで鹿児島への旅に出る。日本最初の新婚旅行である。 これ以後、竜馬は長崎に本拠を移す。海運商社「亀山社中」の設立である。 “海の商い”竜馬の夢がひとつ実現した。

しかし、肝心の薩長連合は遅々として進まなかった。 朝敵とされ、傷だらけの長州と、 実利を追うあまり、決して本心を明かさない薩摩。 まさに連合が破談になりかけたその時、竜馬は西郷に泣いて訴える
「長州が……かっ、可哀そうではないか!」

西郷はやがて、膝を折ると、竜馬の前へていねいに正座して、改まる。
「竜馬どの、まっことご貴殿の申される通りでごわした」薩長連合は成った。
竜馬は次の手をうつ。倒幕で薩長に遅れをとった土佐と組んで新しい商社を興し、海から維新をサポートする。「海援隊」の誕生である。

しかし、薩長は独走を始めた。積年の幕府への恨みをはらすには、武力によって徳川を叩き潰すしかないと合意したのだ。
公卿の岩倉具視を動かし、倒幕の勅命を待っている。 このままでは江戸が火の海になり、また人が死ぬ。竜馬最後の勝負が始まる。
「政権を朝廷に奉還する」この奇策を幕府が受ければ、一滴の血も流さずに革命が成功する。「大政奉還」が先か、「倒幕の勅命」が先か…
竜馬は勝った。大政奉還は成った。

しかし、ここから竜馬の孤立が始まる。
倒幕によって幕府側に恨まれ、徳川を残したことで薩長に恨まれる。その上、新政府の名簿に自分を入れなかった。
「これからの坂本竜馬の相手は海だ!世界だ!」

慶応三年十一月十五日、竜馬暗殺。三十三回目の誕生日だった。
「みんな聞いチくれ。誰も死なん、誰も殺さん、女子供が笑って暮らせる、わしはそういう日本国を作りたいんじゃ!ハハハ、ハハハ…!」竜馬の声が空に響く!