列島の四方を取り囲み、豊かな恵みを与えてくれる海。34600kmにも及ぶ海岸線には、その地域で多彩な表情を持つ海と共存してきた人々の暮らし、歴史、そして食文化があります。そこで今回は、海岸線を巡る列車に乗り、小さな観光名所や地元味、漁村の人々との出会いを求めて気ままに途中下車する旅をお届けします。島国・日本ならではの温故知新!故郷文化再発見の旅をご紹介します。
羽越本線は新潟県と東北地方の日本海側を走る路線。この列車に乗り、雄大な日本海を目指す長谷川。まずは城下町・村上で途中下車、町屋づくりのお茶屋で北限のお茶を、さらに村上名物の鮭専門店では伝統の味・鮭の酒びたしをいただく。村上から北への車窓は日本海の絶景ポイントが続く。海が目の前の桑川駅で下車し、遊覧船から笹川流れを楽しんだ後、昔ながらの製法で作られる天然塩を味わう。さらに列車で北上し、山形県鶴岡市へ。あつみ温泉駅で下車し、今宵の宿・あつみ温泉「萬国屋」へと向かう。創業350年という老舗宿の自慢は地元の港に揚がった魚介類を中心とした夕飯、そして1000年の歴史を持つと言われる温泉。翌日は世界で一番多くのクラゲを展示している加茂水族館「クラネタリウム」でカラフルな発色で目にも鮮やかなクラゲを堪能する。