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2009年7月11日 |
爽快!夏の北海道
ローカル列車でめぐる旅 |
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道南エリア:函館本線の旅(札幌~函館)
リポーター:金石昭人&陣内貴美子 |
出発は、札幌駅。ここから函館本線に乗り込み、ゆっくり車窓を楽しみながら小樽を目指す。小樽駅に到着すると、列車の発着時に石原裕次郎の曲が聞こえてくる。実は小樽にゆかりの深い石原裕次郎にちなんで4の数字をヨットに見立て4番線ホームは裕次郎ホームと呼ばれている。
小樽駅を出た二人は、カウンターのみの立ち食い寿司店・巴寿司で、新鮮なネタを使った格安の500円ランチセットを頂く。その後、小樽運河沿いに市内を散策。そして、4月にオープンさせた店「ル・キャトリエム」で「大人のティラミス」と「クレームブリュレ」を堪能。続いて二人が向かったのは余市駅。ここから積丹行きのバスに乗り換え。車窓を楽しみながら走ること1時間。お目当てのウニ丼を頂こうと、「ウニ膳屋」へ。朝採れたばかりの新鮮なウニに大満足の二人。その後、積丹半島にある島武意海岸で、積丹ブルーと呼ばれる絶景を堪能。余市駅に戻った二人は、本日の宿がある倶知安駅に向かう。倶知安駅からは送迎バスに乗り、ホテルJ ファーストニセコへ。宿自慢のプライベートファームは、宿から2kmほど離れた東京ドーム3つ分の敷地を持ち、二人は夕食の食材のズッキーニなどを収穫。その後、二人は宿に戻り、羊蹄山の見える露天風呂で汗を流す。そして、待望の夕食。北海道の旬の食材をふんだんに使った絶品料理を堪能。
翌日は、倶知安駅から乗車し、大沼公園へ向かう。イクサンダー大沼カヌーハウスで初めてのカヌー体験をする二人。息を合わせて二人乗りカヌーを漕ぐ。北海道の大自然を満喫した二人は、最終目的地の函館へ向かう。函館駅に着くと改札には開港150年の巨大な幟が。記念事業としてリニューアルされた旧イギリス領事館や、開港150周年に合わせ、特別公開している中華会館を見学。最後は、函館山ロープウェイに乗って函館山展望台へ。市内が一望できる場所で2日間に渡る今回の旅を振り返る。 |
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道央エリア:富良野線の旅(札幌~富良野)
リポーター:多岐川裕美&安藤麻吹 |
札幌をスタートし、旭川から富良野線で南下、富良野を目指す。札幌駅でお得な切符『ふらの・びえいフリー切符』を購入。こちらの切符は、これから向かう富良野までの間は普通列車ばかりか特急の自由席も乗降自由。早速、『特急スーパーカムイ』に乗車し、旭川へ。向かった先は旭山動物園。入場者数が上野動物園についで全国2位のこちらでは、今年6月に生まれたばかりのエゾシカの赤ちゃんを鑑賞。さらに富良野線に乗り込み、西神楽駅で下車。オールディーズの雰囲気漂う『タイムトンネル』というレストランで地元産チーズをたっぷり使ったドリアを味わう。
その後、再び富良野線に乗込み美瑛駅へ。美瑛駅に着くと『ツインクルバス美瑛号』という、周遊バスが待っていた。2人もこれに乗込み、美瑛の丘風景を堪能。再び戻った美瑛駅からは北海道の雄大な風景を鑑賞しながらゆっくり走る『富良野・美瑛ノロッコ号』に乗車。ラベンダー畑駅で下車し、この季節美しいラベンダーが目を楽しませてくれる『ファーム富田・ラベンダーイースト』へ。見渡す限りのラベンダー畑に2人も大感激。さらに今年6月から新たに園内を周遊する、「ラベンダーバス」でラベンダー畑をぐるり一周。宿泊は『十勝岳温泉カミホロ荘』。開放的な露天風呂とこだわりの夕食を堪能する。
翌日、上富良野駅から再々度富良野線に乗込み、西中駅で下車。『ポプラファーム』で『サンタのひげ』という半分に切ったメロンの上にソフトクリームが乗った、風変わりなスイーツを堪能。そして駅に戻り終点の富良野駅へ。富良野駅でレンタサイクルを発見した二人は富良野の丘景色を眺めながら爽快サイクリング。『ひつじの丘』で生キャラメルの手作り体験。その後、富良野駅近くの『くまげら』で北海道ならではの熊肉を使ったしょうが焼き定食を味わう。最後は富良野が一望できる『ハートヒルパーク展望台』から雄大な北海道の景色を眺めながら、2日間の旅路を振り返る2人だった。 |
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道東エリア:根室本線の旅(帯広~根室)
リポーター:篠田三郎&三ツ木清隆 |
『ウルトラマンタロウ』だった篠田と、ZAT隊員だった三ツ木の宇宙警備隊コンビで、帯広駅から根室本線に乗車し、途中下車しながら終点の根室駅を目指す。ローカル線に揺られ、はじめに下車した駅は池田駅。近くに十勝平野の眺望が360度見渡せる絶景スポットがあると、三ツ木のすすめで見に行く二人。その絶景スポットとは個人で所有する観覧車の『ガリバーくん』からは、地上100メートルの高さから十勝平野を見渡せる。再び根室本線で東へ。
二人が下車したのは海に近い白糠駅。最寄りの白糠漁港はサケ、毛ガニ、タコ、ホッキ貝、ツブ貝などの魚介が豊富に水揚げされる。この時期は脂がのったサケ、トキシラズが旬。地の海鮮をふんだんに食べさせてくれるお食事処『やまかん』で安くて新鮮な海鮮コースをいただく。次なる駅は大楽毛駅。こちらには明治時代から昭和のはじめにかけて『大楽毛家畜市場』が置かれ、馬の売買が盛んに行われていた。住宅街を歩いていると、現在でも自宅の前で馬を飼育するお宅を発見。今年6月に生まれたばかりの子馬と触れ合う。宿泊は釧路の『ホテルパコ釧路』。屋上の天然露天風呂は、釧路川の夜景を見渡す開放感。近くの川辺にある『岸壁炉ばた』では屋外で炉ばた焼きを堪能。
翌日は厚岸駅へ。こちらはカキの養殖が盛んで、涼しい気候のため夏場でも生で食べられる。カキを堪能したら、牧場が多い厚床で下車する。伊藤牧場に立ち寄り、牧草地帯を一望できる『もの思いにふける丘』でどこまでも続く牧草の丘を眺めながら、もの思いにふける。伊藤牧場内にある酪農喫茶『Grassy Hill』で地元産の食材をふんだんに使ったビーフシチューとチーズドリアを堪能。根室本線の終点根室駅に到着。駅前に並ぶカニ直売所でこれからが旬の花咲ガニを試食。北海道の食材を満喫したローカル線の旅になった。 |
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道北エリア:宗谷本線の旅(旭川~稚内)
リポーター:あおい輝彦 |
まずは、旭川駅で途中下車可能な切符を購入。JR宗谷本線の列車に乗り込む。まずは車内で情報収集。宗谷本線の見所を聞くと、この時期は比布のイチゴが旬と聞き、途中比布駅で下車。比布駅に降り立つと、駅前で苺狩りの幟を発見。そして奥山農園では、関東では珍しい露地ものイチゴをいただく。絶品イチゴを堪能したあおいは、再び列車に乗り込み士別駅で下車し、周辺を散策。老舗の洋服店で見学させてもらう。
その後、迎えの車でしずお農場へ。あおいは農場内にあるファームレストランμ(ミュー)で極上の国産ラムステーキを堪能。次に列車で目指したのは美深駅。そこでバスに乗り換え、「トロッコ王国」へ。トロッコ王国は1985年に廃止された旧国鉄の路線を利用して、エンジン付きのトロッコを走らせている。トロッコ初体験のあおいは爽快に線路を駆けぬける。美深駅からは、本日の宿がある幌延駅へ。途中の音威子府駅で発車までの待ち時間を利用し、駅の構内で蕎麦屋・常盤軒で殻ごと挽いた名物、真っ黒な蕎麦を味わう。その後今夜の宿、“てしお温泉 夕映”へ。夕食は、天塩産の海の幸を中心とした料理を頂く。
翌朝、宗谷本線の終点である稚内へ向かう。途中、豊富駅で一旦下車。路線バスに乗り換えて、夏の絶景を目指す。バスで向かった先は、サロベツ原野。目の前には大湿原が現れ、ガイドの案内でこの時期ならではの花々や渡り鳥を見ていると、あっという間に時間は過ぎる。そして、豊富にある温泉に入るため、豊富ふれあいセンターへ。浴場の横にはシャンプーボトルに入った何かが…入浴している方に聞いて見ると、源泉に混じった原油とのこと。これを体に塗り入浴。そしていよいよ終点稚内駅へ、そこから旅の終着地、宗谷岬を目指す。 |
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