番組では、終戦内閣となった鈴木貫太郎内閣の発足から「昭和天皇の決断」に至る半年足らずを丹念に取材し、本格再現ドラマを制作。戦争末期の日本と指導者たちの生き様を描く。特に7月26日の「ポツダム宣言発表」から戦争終結までの約20日間に焦点を絞り、指導者たちを劇的にVTRで再現する。

【同時放送】
TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ
本政府は、昭和20年8月15日、「ポツダム宣言」を受け入れ無条件降伏した。これは昭和天皇と鈴木貫太郎首相などが逡巡の末に出した決断だった。 しかし、ポツダム宣言を黙殺する間に、8月6日広島、9日長崎で多数の死傷者を出した。9日ソ連参戦は、朝鮮半島分断につながり、新たな悲劇の始まりとなった。   
果たして「御聖断」は本土決戦を食い止めた英断だったのか、それとも原爆やソ連参戦を招いた遅すぎた決断だったのだろうか?  60年後の今、新たな視点から歴史的な評価を下してみる。「この日終戦となっていたら、今に至る戦後の世界がどう変わっていたのか」 敗戦直前に起こった謎に迫る。
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【出演者】 松方弘樹 本田博太郎 中山 仁 原田大二郎 他
【語り】 寺田 農
「九死に一生スペシャル」や「スーパーTV・よど号事件」など『本格再現ドラマ』で実績のある監督・近澤駿が演出。
今回のドラマでは、終戦総理・鈴木貫太郎役に松方弘樹が出演。過去に映画やドラマで森繁久弥、芦田伸介、笠智衆らが演じた鈴木貫太郎役を松方がいかに演じるか・・・ 東映東京撮影所の協力を得て、「御聖断」「閣議」などの歴史的な場面を本格再現。米国公文書館の貴重な映像や当事者の証言が組み合わさった独特のVTRである。
「太平洋戦争における米軍撮影映像」に代表されるテレビ東京が持つ映像資産を活用するほか、数少なくなった戦争生き証人の証言と現存する資料をもとに番組独自の本格的再現ドラマを制作していく。
昭和20年4月、皇居を79歳のある老人が、訪れた。
鈴木貫太郎海軍大将、元侍従長として昭和天皇に仕えたこともある軍長老である。
昭和天皇は戦争政策に行き詰った小磯内閣の後をこの老人に託したのである。このとき昭和天皇は44歳。
総理大臣に就任した鈴木はラジオマイクに向かい「わたしが一億国民の真っ先にたって、死に花を咲かすならば、国民諸君はわたしの屍を乗り越えて、国運の打開にまい進することを確信します」と演説した。それは徹底抗戦を訴えていると誰の耳にも聞こえた。
しかし鈴木の真意は違うところにあった。戦局は悪化の一途をたどり、どのようにして戦争を終結させるべきなのか、鈴木首相による終戦へ向けた葛藤が始まった。軍部が主張する「本土決戦論」を退けて終戦に結びつけるカギとは何だったのか?・・・
米国側の思惑は?ルーズベルト大統領死去後、連合国を率いたトルーマン大統領は、対日戦略をどう考えていたのかを解明。
「ポツダム宣言」作成の舞台裏を探る。 終戦へ向けて試行錯誤を続ける中、広島に新型爆弾が投下、さらにソ連軍が満州に侵攻、長崎にも原爆投下、悪化する戦況を受けて昭和天皇と鈴木貫太郎首相は、何を考えどんな決断を下したのか…
テレビ東京