第222回テレビ東京放送番組審議会報告

(97年10月13日・正午〜 :テレビ東京)

 まず、局側から編成・営業などの一般業務報告を行なった。
この中で、テレビ東京が「天気予報自動アナウンスシステム」を導入して天気情報番組「ウェザーブレイク」(15秒、30秒等)の放送を10月1日から開始したこと(ビデオで試写)、米・サンディエゴでおきた斉藤教授父娘殺害事件の報道で人権侵害の申立てがBRO(放送と人権等権利に関する委員会機構)にあったことなどの報告があった。

【議事の概要】

〔天気情報番組『ウェザーブレイク』について〕
委員−天気情報番組『ウェザーブレイク』は、せっかく画期的なシステムを
   導入したのだから、視聴者に自動化による放送だということが
   伝わる方法を考えられないか。
 局−このシステムは、省力化したうえで天気情報の放送回数を
   増やすことができることに大きなメリットがある。
   今後は、このシステムの特徴を生かした映像や音の工夫、
   さらに放送回数の増加等を検討したい。

〔BRO=(放送と人権等権利に関する委員会機構)へ申立ての件について〕
 局−96年5月8日(現地時間)米・サンディエゴの斉藤教授父娘
   殺害事件に関して、テレビ東京は5月10日(日本時間)通信社の
   配信を元に『ニュースTHIS EVENING』で「警察では、
   斉藤さんと離婚して日本に住んでいる斉藤さんの元妻と、事件当時は
   ヨーロッパに行って家にいなかった現在の妻の両方に連絡をとって
   事情を聞くことにしています。」と報道した。
   しかし、斉藤教授が離婚をしている事実はなく、故斉藤教授の夫人
   静江さんからの申入れもあり、12月12日に同番組で訂正放送を
   行った。
   97年9月10日、斉藤静江さんからBROに人権侵害の申立書が
   提出された(対象はテレビ東京、テレビ朝日、東京放送、NHK)。
   これに対してテレビ東京は9月30日付けで、斉藤静江さんに
   誠意を持って対応してきた旨の答弁書をBROに提出した。
   (委員会で審理中)
委員−誤報を配信した通信社の責任はないのか。また、配信した通信社の
   クレジットを表示したならば、局は免責をされたのではないか。
 局−クレジットの有無にかかわらず、最終的に放送した局の責任は
   大きいと判断し訂正放送を行った。

〔「少子・長命時代」について〕
 局−報道番組の強化に関し、今後「少子・長命時代」を重点テーマとして
    継続的に取材し、制作したい。
委員−「高齢化」をテーマの一つとするならば、極端な例にとらわれず
   身近な問題として取り組んでほしい。また、「死」というテーマにも
   ふみこんだらどうか。

〔土曜・日曜の番組活性化について〕
委員−土曜・日曜についてはなるべく再放送を避けられないか。
   また、土曜・日曜に生放送のディベート番組を編成したらどうか。
 局−土曜・日曜の再放送については、GHで見られなかった視聴者への
   サービスとも考えている。
   生放送のディベート番組については、98年4月か10月に
   編成することを検討したい。


 その他、前回の審議会で対策を求められていた「視聴者対応の改善」について、局側から、視聴者センターを中心に関係セクションが話し合いを進めている、次回の審議会で具体的な改善策を提示したい旨、報告があった。



〔番組試写〕
10月15日午後8時放送
『究極の職人シリーズ〜小粋な江戸前の逸品』

〔出席者〕
委員−河毛委員長 松本副委員長 野崎委員 藤堂委員
   日比野委員 阿刀田委員 高木委員 大友委員
放送事業者−一木社長はじめレギュラーメンバー9名