第230回 テレビ東京 放送番組審議会報告

(98年7月13日・12:00〜 於:役員会議室)

 まず局側から、編成・営業などの業務報告。この中で日本文芸家協会からの要望書、「帝京大学ラグビー部員暴行事件報道」のBRC(放送と人権等権利に関する委員会)審理開始について説明した。

【議事の概要】

〔日本文芸家協会の要望書について〕
 日本文芸家協会から、編成と番組審議会宛に届いた「歴史的事実・人物に基づく文芸作品の映像化・放送についての要望」書について、まず同協会の理事でもある阿刀田委員から趣旨の説明を受けた。

阿刀田−著作権の保護はもちろんだが、著作者が苦労して追究・論証した
    歴史的事実についても「事実だから」と安易に扱うのではなく、
    クレジットの表示を含め良識ある対応をしてほしいということだ。
 局−現在、社内周知の作業に入っている。協会にはテレビ東京の対応を回答したい。

〔「帝京大ラグビー部暴行事件報道」BRC審理について〕
 局−この事件報道に関し、帝京大学の学生2名とその家族計7名がBRCに対し、
   民放5社が「集団レイプの共犯者であると断定的に報道し、
   名誉を著しく毀損した」として申し立てた。
   テレビ東京が審理の対象となったのはニュース枠で9回放送した
   うちの2回(実名テロップ入り1回、実名テロップと顔写真入り1回)。
   申し立て前の話し合いでは、「いわゆる誤認報道だ」とする
   先方と折り合いがつかなかった。
   テレビ東京としては、報道内容は事実に合致しているという認識で、
   「処分保留のまま釈放され」「起訴猶予処分になった」というニュースで
   フォローもしている。今後は、BRCで7/19から審理される。

〔参院選報道について〕
委員−経済を切り口に番組(『98参議院議員選挙スペシャル』
   7/12、1部22:00〜23:00、2部24:15〜25:15)を組んだのは良かった。
   ただセットが豪華すぎる印象を受けたが。
 局−開票のセットに関しては、バーチャルCGを使用した。
   通常のスタジオを使用し、CGもメーカーから実験的にやらせてもらった。

〔三浦和義報道について〕
委員−呼称についての考え方は。
   また逮捕時は非常に多く報道されたのに比べ、
   無罪判決後に少ないのは何らかのマスコミ協定があるのか。
 局−協定はない。当時と比べ人権への配慮がよりなされるようになった
   ということは確かだ。呼称については検察が上告したので、
   今後「三浦被告」となる。

〔番組試写〕
「テクノ探偵団」
(7/19、9:00〜9:30)

〈出席者〉
委員−河毛委員長 松木副委員長 阿刀田委員 藤堂委員 野崎委員
   日比野委員 高木委員

放送事業者−一木社長 池内副社長 岡編成総局長 金澤制作専任局長
      森編成専任局長 太田スポーツ局長 渡辺報道局長 三善編成部長
      寺尾番審事務局長