第270回放送番組審議会報告

    (7月12日、12:00〜、於役員会議室)

冒頭、菅谷社長が「窃盗団報道」問題について、「窃盗団報道問題検証委員会」を設置し(7/4)二度とこういうことのないよう最善を尽くしたいと説明した。続いての視聴者応答報告では、この問題について「社会人としての常識に欠ける」「メディア規制法案成立に口実を与えるようなもの」「報道関係者の思い上がり」等、厳しい批判が寄せられたことを報告した。

 


【審議の主な内容】

〈「窃盗団報道」問題について〉
まず局側から事件の経緯を説明し、当該番組などを試写した。


〈試   写〉
『ニュースアイ 〜スクープ 犯行・逮捕の一部始終』
5月27日(月)午後4時55分放送

『ニュースアイ 〜窃盗団報道について』
7月 2日(火)午後4時55分放送


委員−豊田商事の事件の時は、メディアに対して撮影するより人命を優先すべきという議論があった。たとえ金銭が絡んでいなかったとしても劇場型の犯罪になっていた可能性があるのではないか。
−一般的に記者には決定的な瞬間を撮りたいという欲望がある。しかしこのケースでは外国人犯罪を取り上げるならもっと違った迫り方があるはずだった。
委員−非常にデリケートなことだが、取材に際して金銭を支払うこともありうるのではないか。あまり厳しくすると価値のある情報を取れなくなることもある。
委員−今回の問題について厳しい対応策を取るのは当然だが今後の報道姿勢が消極的になっては困る。
委員−視聴率を上げたいという欲望が強すぎると道義的にしてはならないことをしてしまうことがある。今回のことはテレビ東京ファンに対する裏切りだったのではないか。
−「窃盗団報道問題検証委員会」で事件の経緯や社内のチェック体制等を検証しルールの見直しや社員教育等を検討のうえ公表したい。
委員−次回の審議会で検証結果を報告していただきたい。


   【出席者】
委員側−河毛委員長、松木副委員長、阿刀田委員、大友委員、加藤委員、小島委員、佐藤委員、司委員、野崎委員、日比野委員
局側−一木会長、菅谷社長、阿部編成制作本部長、田村報道スポーツ本部長、三沢編成局長、工藤スポーツ局長、犬飼制作局長、藤延報道局長、井沢編成部長、三島番審事務局長