第277回放送番組審議会報告

    (4月11日、12:00〜、於役員会議室)

冒頭、審議会の新しい任期(2年)にあたり、委員長に福原新委員を、副委員長に松木委員を選任した。 続いて局側から編成・営業などの業務報告。この中で『ハロー!モーニング』(2003.2.23.OA)について、視聴者から「放送と青少年に関する委員会(青少年委員会)」にモーニング娘。の新メンバーの水着・ブルマー姿の描写が「不快」「配慮が足りない」といった意見が寄せられたため、テレビ東京が「青少年委員会」から見解を求められたことを報告。テレビ東京は、番組のコンセプトは若さ・さわやかさであり指摘されたシーンは興味本位なものとは考えていないが、批判が寄せられたことは真摯に受け止め今後も映像表現には注意を払っていきたいと回答したことを説明し、さらにこのシーンを視聴した。


【審議の主な内容】

〈『ハロー!モーニング』について〉
委員−「青少年委員会」に寄せられた意見について、放送内容は問題視するというほどではないが男性の発想で制作すると女性をステレオタイプに描いてしまう面があるのではないか。
委員−ナレーションの調子がややいかがわしい感じを持たせるのではないか。
委員−新メンバーの困った表情をしている映像を使用しているので、嫌がっているのにこのような格好をさせたのではないかという想像をかきたてたのではないか。
委員−こういった企画はあまり好きではないが、タレントが仕事として水着やブルマー姿になること自体は目くじらを立てるほどのことではない。しかしナレーションが番組にふさわしくない。
委員−若い女性視聴者からの指摘が多かった点も問題ではないか。
−ナレーション等について制作担当に注意喚起し、気をつけて制作したい。


〈番組のパーソナリティについて〉
委員−番組司会についてテレビ東京も他局も同じタレントが出演している。独自性を出すためにはもっと人材の発掘・育成が必要ではないか。
−人材の発掘・育成はしているが、その後に使い続けられない傾向があり、今後の課題だと認識している。


〈「大食い企画」について〉
−『TVチャンピオン』(木曜午後7:30〜8:54)での人気企画「大食い選手権」の是非について現在議論している。
委員−テレビ東京の「大食い企画」はクォリティが高いという評価はあるが時期尚早では。
委員−リスクについてよく検討し、再開するにしても止めるにしても外部に対して説明責任を果たすべきだ。
委員−“純粋にばかばかしいことで社会に許容されること”の中に「大食い企画」は入っているとは思う。


〈試   写〉
『田舎に泊まろう!』
4月13日(日) 午後7:00放送


   【出席者】
委員側-福原委員長、松木副委員長、阿刀田委員、大友委員、加藤委員、小島委員、佐藤委員、白石委員、司委員、野崎委員、日比野委員
局側-一木会長、菅谷社長、田村報道スポーツ本部長、三沢編成制作本部長、工藤報道スポーツ本部副本部長、犬飼編成制作本部副本部長、藤延報道局長、井沢編成局次長、三島番審事務局長


【新委員長紹介】2003年4月就任
福原 義春(ふくはら よしはる)
昭和28年3月慶応義塾大学経済学部卒業。(株)資生堂・名誉会長。72歳。
著書に、『会社人間、社会に生きる』(中央公論新社)、
『部下がついてくる人−体験で語るリーダーシップ』(日本経済新聞社)など多数。