村田修一、プロ野球選手最後の一日/SPORTSウォッチャー

野球

2018.10.11

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栃木ゴールデンブレーブス・村田修一、涙の引退から二週間

村田はNPB復帰をあきらめ、選手生活の締めくくりを独立リーグで戦い抜くと決めた。残るシーズンは1ヶ月。NPB復帰が消滅し、そのままやめる道もあったが、村田はそうしなかった。

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引退を決めてから残り少なくなった時間を惜しむかのように、若手へのアドバイスは 毎日の恒例になった。

彼ら若手からすれば、話し掛けにくい雲の上の存在。だから村田はいつも自分から誘った。5ヶ月前は、NPB復帰を誰も疑わず、笑いも絶えなかった。しかし思いは裏切られ、念願だった2千本安打も目前で夢と消えた。通算1865安打。せめてあと一、二年あれば・・・。誰もがそう思っているのにそれがかなわない現実。

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それは同い年、"松坂世代"の仲間も同じだった。通算142勝の杉内や控え捕手として長年やってきた実松。今年で38歳になる松坂世代の仲間たちは最終戦直前、栃木に足を運んで村田と酌み交わした。

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迎えた最後の日、試合が終ったらもうプロ野球選手ではなくなる。ではプロ野球選手最後の日、ファンは村田修一という男をどう受け止めていたのか?

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松坂や杉内、実松と共に日の丸を背負い、プロでの再会を誓った高校時代。勝負どころのホームランでスタンドを沸かせ、男・村田と頼られた横浜時代。サムライの主砲として日本代表でもそのバットは敵に恐れられた。

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巨人では一転、チームバッティングと献身的な守備で自己犠牲を貫いた。プロの世界に天才やスターは多い。しかし、プレーを通じて人生を教えてくれる者はそうはいない。村田修一はそんな選手だった。

試合終了後、セレモニーが行なわれた。

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授かった三人の息子たちは父の背中をずっと見てきた。たとえどこのユニフォームを着ていても、それは大好きで頼もしい、かけがえのない背中だった。村田はこうして16年間のプロ生活を終えた。

引退した夜、家族と共に食事に出た村田は思わぬ出来事に遭遇する。高校、大学、横浜時代の野球仲間が一同に介したサプライズパーティー。

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思い出話に花を咲かせるおじさんたちに囲まれた三人の息子。幼いその目に映ったのは、ファンにも仲間にもこれほどまでに愛されながら野球を続けた父の偉大さだったに違いない。
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