【柔道】ロンドン五輪金・松本薫引退「アイスクリームを作ります!」

柔道

2019.2.8


2012年ロンドン五輪の柔道女子57キロ級金メダリストの
松本薫さん(31)が7日、引退会見を行った。

【松本薫 記者会見】
本日は寒くない中。お忙しい中、すみません。ご足労いただき、誠にありがとうございます。2月7日、本日をもって柔道競技を引退いたしますことを報告いたします。本当に今まで支えていただいた、家族や友人・仲間たち・会社の皆様、また石川県関係者の皆様、いつも体のメンテナンスをしていただいた石島先生や本当にたくさんの方に支えていただいて、柔道をやって来れました。

私が今こうやって、この場で会見させていただいているのも、本当にたくさんの方の支えがあって、今があると思っています。これからは、また第二の人生として違うかたちでスタートを切っていくと思いますのでよろしくお願いします。

<質疑応答>

Q.今率直に引退を迎えて、心境を語ってもらえますか

A.柔道をしないこと、練習をしないこと、トレーニングをしないということは「こんなに楽なんだなー」って思いました。


Q.引退を決意するまでの決意を教えていただけますか

A.私の中の優先順位の一番が柔道よりも子供にいってしまったこと。そして体力的な限界と、今回の試合で結果が残せなかったことが、私の中で「もうオリンピックは難しいな」っていう判断をしました。


Q.いつぐらいから考えていましたか

A.11月の試合があったんですけど、その試合の時に。その時にちょっとずつ闘争心がなくなって来てたというのもあるんですけど、試合の中でちょっと「あぁ、もう勝ちたくないな」って思ってしまいました。その時に、もう競技者としては勝負師としては私の中で終わっているんだなという風に気気付き、試合直後に会社の方に報告をしました。

Q.周囲の反応はいかがでしたか

A.やっぱり旦那や私の家族は「もっと見たかったな」って言っていただけました。


Q.今日に至るまでは時間がありましたけど、その中でも心の動きあったのでしょうか

A.いや、ないです。


Q.柔道をしないことがこれほど楽なんだと思えたということは松本さん自身も追い込まれていたということですか

A.野獣を作るのに、すごい力が必要で子育てとの両立をしながら野獣スタイルを維持していくというのは、やはり難しかったというのがあります。


Q.「妻でも野獣、ママでも野獣」という言葉を残していたが、悔いはありますか

A.ないです。今はすっきりして、次の人生に向かって楽しみにしています。


Q.15年間、振り返ってみるとどんな柔道人生でしたか

A.一言で言うとみんなになってしまうんですけど、やっぱり家族の支えがとっても大事だったと思います。そして私にとっての柔道っていうのは、教育柔道だなっていう風に思います。

今、やめて実感するのは、キャプテン翼とかはサッカーボールは友達って言って、その競技を好きじゃないとダメだっていう風に洗脳が私の中であって、私のまわりもみんな柔道が好きでやっている子、引退をした後も柔道が好きでその競技に携わっている子が多かったので。

「柔道が好きじゃないとダメなんだな」「私は柔道が好きだ!柔道が好きだ!だからやっているんだ」とずっと思っていたんですけど、どこかずっと違うなっていうのがあって、引退した今、私って柔道が好きか嫌いかって言ったら、柔道が嫌いなわけじゃないですけど、好きってわけでもなかったんだって気付いて、私にとっての柔道は目標であり夢であっただけで、それを柔道を通して成長することができたので、私にとっての柔道は教育柔道だったと思います。


Q.夢・目標は達成されたということか

A.夢・目標は柔道においては達成されました。


Q.印象に残っている試合は

A.一番はロンドンオリンピックの金メダルです。あの時は帰ってきてから、家族や会社のみんなや仲間が泣きながら、おめでとうって言ってくれたのでとてもうれしかったです。


Q.いつしか野獣というニックネームがついたが

A.野獣だと思います(笑)。野獣以外ないかなと思います。笑 ありがとうございます。


Q.これからはママとして新しい人生を歩まれると仰ってますが、これからの目標や抱負・夢は

A.第二の人生なんですが、アイスクリームを作ります!2月12日にオープンします。電撃発表すぎる(笑)。すみません(笑)。


Q.もうお店の準備もされているんですか?

A.はい、お店の準備を急ピッチで進めています。


Q.お店の情報だったり、言える範囲でもしよろしければ、ぜひこの機会に教えていただきたいんですけども。

A.いいんですか?ここで宣伝して。笑 なんかすみません。ありがとうございます(笑)!高田馬場駅にある、東京富士大学の1階なんですけど「Darcy's」というアイスクリーム屋さんを出します。ぜひみなさん来てください!


Q.松本さん自身のプロデュース?

A.私も関わっています。私自身のプロデュースではなくて、ベネシードとともに作ってきたアイスクリームです。


Q.アイスクリーム屋さんの夢もあったわけですか?

A.たぶん、みんな忘れていると思うんですけど、ロンドン後に最初私が言ったことがパフェを食べたいだったんですけど、あの時に1日に4食パフェが出てきました。

その時に4食ずっとパフェを食べていると、アイスクリームを食べていると、だんだん体が太ったりとか胃がもたれしたりとか、どんどん体に異変が来て、その時にもっと良いアイスクリームができたら、もっと体に良いものだったら、もっとみんなを笑顔にできるアイスクリームがあったら良いなという目線と、アスリートとしての減量とかある中で、減量をするとどうしても体の水分が抜けて、熱くなるので、アイスクリームを食べるんですけど、その時に毎日食べれるアイスクリームっていうのが欲しいなという風にずっと思っていたので、今回、引退を機にアイスクリームを作ることに決めました。


Q.後輩たちに何か送る言葉、メッセージは

A.後輩たちは今、東京オリンピックがかかっている期間でそれぞれみんながプレッシャーがかかって、今が一番辛い時期だと思います。それでも選ばれるのは、本当に限られた人で、その戦いを知っているのであんまり変には言えないんですけど、でもやっぱり一言、言うのであれば「後悔しないように頑張れ!」もうそれだけです。


Q.東京オリンピックに出たかったなという思いは

A.「出たかったなー」とは思います。でも今までのロンドン・リオの時みたいに「私が絶対に出る!」という思いではなく、「出れたら良いな」「出たかったなー」というぐらいのふわっとしたものは、やはりあります。


Q.柔道に携わってきた立場として、後輩の指導にあたろうという思いは

A.やっぱり、求められればやりますし、まだ柔道部は存在するので私たちの会社にも。そこの後輩たちの応援にも行っていますし、何かあれば教えるというかお告げ...(笑)アドバイスか。笑 アドバイスをしたいと思います。


Q.この先も野獣になることはありますか

A.もしも誰かが娘の命を狙っていたら、野獣になります(笑)。その時は徹底的に戦うんですけど、人の笑顔を作るためにやっているので野獣にはなれないです。


Q.野獣じゃなかったら何になりますか

A.野獣キラー?(笑)になります。


Q.今後は母として、家庭の中で楽しみにしていることは

A.母として今やってみたいのは、ディズニーランドに行ってみたい。というのはあります。子供と家族で、どこかで思いっきし遊ぶというのをしたことがなかったので、そういうのがなかったので、家族で思いっきし明日のことも考えず、遊んでみたいなというのはあります。


Q.今後の第二の人生における松本選手の目標を教えてください。

A.今までは柔道で皆様に笑顔を届けたりというのは出来たんですけど、これからは全く柔道とは関係ないアイスクリームというところで勝負をして、一人ひとり皆様が笑顔になってもらえるよう。そして今は日本中ですけど、世界中のみんなにもアイスクリームを通して笑顔になってもらえるよう、また、柔道ももちろんやってきたので柔道を通してでも笑顔になってもらえるように頑張っていきたいと思っております。


Q.松本選手の好きなアイスクリームの味は

A.アイスクリームの種類はちょっと少ないんですけど、豆乳焦がしキャラメルです。


<最後の挨拶>
本日は本当にありがとうございました。今後は違うかたちとして、お世話になると思うので、今後もよろしくお願いします。ありがとうございました。