全ては王者・アンジェラ・リー次第!? 三度目の正直にかける山口芽生

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2019.6.5

山口芽生-(1)-(2).jpg
 山口芽生(日本でのリングネームはV.V Mei)がタイトル戦に向け再び動き出した。5月17日、ONE Championshipシンガポール大会ではラウラ・
バリンを1R3分46秒、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。これで3連勝となったので、いつタイトル挑戦の話がきてもおかしくない状況になった。

「相手も急なオファーを受けてくれたとはいえ、気は抜けなかったので勝ててホッとしています」

当初山口はメン・ボー(中国)と対戦する予定だったが、試合直前でボーは負傷で欠場することに。主催者は急きょ代役を捜したが見つからず、一度試合は流れかけた。メン・ボーとの一戦は今年2月にも一度組まれ、この時も相手のケガで流れている。

 そこで帰国子女の山口はONEのチャトリ・シットヨートンCEOに英語で直談判。すると、ラウラがシンガポールに近いタイで練習中であることが判明した。かつて幼稚園で保母を務めていたという異色の経歴を持つアルゼンチン人は「私も試合がしたかった」と二つ返事で引き受けた。

 ラウラは昨年6月にONE初参戦時に日本大会でアンジェラ・リーをKOしたション・ジンナンのONE世界女子ストロー級王座に挑戦し判定負け。今年2月のシンガポール大会ではONEデビュー戦の三浦彩佳のアームロックの前に1R一本負けを喫している。今回は階級をアトム級に下げてONE初白星を狙ったが、テイクダウンを奪われると山口の敵ではなかった。 この勝利によって山口は昨年5月アンジェラ・リー 戦以来、通算3度目の王座挑戦に王手をかけたといっていいだろう。

「次はタイトルマッチに行きたい。挑戦できたらいい」

 問題はアンジェラ・リーが未だONE世界アトム級王座を返上していないということ。3月31日のONE東京大会でション・ジンナンが保持する世界ストロー級王座に挑戦した時には「もうアトム級のリミット(52.2㎏以下)まで落とすのは厳しい」という話だったが、ジンナンに5RKO負けを喫するや雲行きが怪しくなってきた。

「ジンナンに負けてしまったので、もう一回意地でアトム級まで落とすのかなという気がします」(山口)

 その一方でアンジェラがアトム王座を返上すれば、過去山口と1勝1敗のジナ・イニオン(フィリピン)との間で王座決定戦というのもありだろう。山口は意外な事実を打ち明ける。

ONEからもうひとつ階級を下げられないかという打診を受けたけど断りました。ガリガリ君になってまで自分の良さが出るかどうか疑問だったので

アトム級で三度目の正直はあるのか。

文=スポーツライター 布施鋼治

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