新型コロナ陽性のサッカー元日本代表DF酒井高徳「どこに潜んでいるか、わからない」危険性を指摘

サッカー

2020.3.31

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酒井高徳 写真:西村尚己/アフロスポーツ


 世界で猛威を振るっている新型コロナウィルスの魔の手が、ついにJリーグにも及んだ。元日本代表でヴィッセル神戸DF・酒井高徳選手(29)の感染確認が3月30日、PCR検査の結果を受けてクラブから公表された。

先日、日本サッカー協会の田嶋幸三会長の感染が確認されていたが、Jリーグ選手の感染は初めてのケースになる。クラブによれば、30日の時点で酒井選手以外の選手、スタッフに同ウィルス感染症や風邪などの症状を覚えている人はいないという。

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酒井選手はクラブを通じて、「多くの方々にご不安やご迷惑をかけてしまっていること、すべての皆様に心からお詫び申し上げます。大変申し訳ありません」と謝罪し、「自分以外の方の感染がないことを本当に心から願うことしかできません」と語った。

だが、「自分もプロフェッショナルという精神を掲げて仕事をしていることを自覚」しているという酒井選手は、「人数の多い場所に行かない、消毒や手洗いをする等、気を使って生活をしていた」と明かしている。

しかも、神戸はホーム開催の試合でも早い段階から感染防止対策を取り入れていた。今季開幕戦からホームゲームでの観客の応援行為を規制。マスク着用や手洗い、咳エチケットなどのほか、大声を出すことで飛沫感染を避ける対策として、歌やチャント、肩を組む、メガホンや鳴り物の使用を禁止する措置も取っていた。練習の完全非公開や取材者への行動制限も設けていたという。

 さまざまな注意を重ねていながら今回感染が確認された事実に、酒井選手は「大変情けなく思っている」とコメント。ショックを隠せない様子だが、併せて「今、自分から発信できることは、コロナウィルスは、本当にどこに潜んでいるか、わからないという事」と指摘し、ウィルス感染の危険性を訴えている。


取材・文:木ノ原句望