自宅待機3週目の香川真司「スペインがこんな被害にあうとは誰もが思っていなかった。他人事だと思わないでほしい」
香川真司 写真:ムツ・カワモリ/アフロ
新型コロナウィルスが猛威を振るっているヨーロッパで生活しているサッカー日本代表選手たちが日本のファンへSNSなどでメッセージを発信している。
スペインで自宅待機3週目に入ったというMF香川真司選手(31歳=レアル・サラゴサ)も自身のSNSで、「3週間前にスペインがこんな被害にあうとは誰もが思っていなかった。他人事だと思わないでほしい。東京の映像を見ても危機感が少し薄いように思えます」と懸念を示している。
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日本では大阪や兵庫での週末の往来自粛や、東京の週末および平日夜間の外出自粛など、都市部を中心に感染拡大防止策への協力が自治体から呼びかけられているが、平日の東京・渋谷の人手の多さや感染が流行しているヨーロッパへの卒業旅行の例などを見ると、個人の受け止め方、危機感の感じ方にはまだ差があると言わざるを得ない。
香川選手は日本サッカー協会が公開した#StayHome(ステイホーム=家に居て)という動画シリーズにも登場し、「ワクチンもない、止める方法もない今、自分たち一人ひとりの行動が、コロナに打ち勝つ唯一の方法。それはやはり、今は自宅で待機すること」と力説している。
#ステイホーム pic.twitter.com/xO34RlZz9h
-- SHINJI KAGAWA / 香川真司 (@S_Kagawa0317) March 29, 2020
取材・文:木ノ原句望