東京五輪 サッカー年齢制限 引き上げに 田嶋会長「23歳が望ましい」

サッカー

2020.4.2

20200402-00010002-tvtokyos-000-2-view.jpg
写真:西村尚己/アフロスポーツ

 新型コロナウィルスに感染した日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が4月2日、都内の退院。同日午後ウェブ会見に応じ、謝罪とともに「一枚岩となって危機を乗り越えたい」と語った。

新型コロナ陽性の酒井高徳「どこに潜んでいるか、わからない」危険性を指摘

 田嶋会長はイギリス、オランダとアメリカへの出張から帰国後の3月15日に微熱を確認。同日、オランダで出席していたUEFA(欧州サッカー連盟)の会議の同席者から感染者が出たことを知り、保健所へ連絡。診察を受けて肺炎の徴候が認められたため、PCR検査を受けて17日に陽性と診断され、入院していた。2度の陰性判定が確認されて、この日の退院となった。

 FIFA(国際サッカー連盟)理事も務める田嶋会長は、1年の延期が決まった東京オリンピックについても語った。

男子サッカーの年齢制限は、延期によって23歳以下の原則が維持されるのか、24歳に引き上げられるのか注目を集めているが、田嶋会長はFIFAとのやり取りで「23歳が望ましい」と意見したという。

20200402-00010000-tvtokyos-000-2-view.jpg
JFA田嶋会長 写真:AP/アフロ

年齢が1つ上がれば、欧州でプレーするメンバーが多い日本にとって「クラブが選手をリリースしづらくなる」と考えてのことだと説明したが、国際的には「24歳に切り上げて予選を突破したチームで参加することに落ち着くのでは」とする動きもあると明かした。

 また、森保一日本代表監督が兼任しているU-23日本代表監督としての任期について問われると、田嶋会長は五輪の年齢制限や日程、フル代表の監督として臨む2022年FIFAワールドカップ予選の再開の見通しも絡むと指摘。諸条件が揃ってから議論するのが望ましいとした。

「今すぐに議論するのは、少し早いと感じている。いろいろなことが固まったところで、技術委員会、関塚(隆)代表チームダイレクターが中心になって、話し合って決めていただければいい。もちろん、森保監督本人の意思もあると思うので、しっかり話し合わなければいけない」とコメント。

だが、基本姿勢として「東京オリンピックまでの契約をしている。1年延びたからと言って、契約自体が白紙に戻るとは全く思っていない」とする見方を示した。

 新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、Jリーグが2月末の第2節から中断している現状についても、田嶋会長は「キャッシュフロー等に困っているクラブもあるのではないか」とJクラブの経営状況を思いやり、「サッカー界全体が一枚岩となって、みんながお互いを支えていかなければいけない。どんな協力ができるか、検討を進める」と語った。


取材・文:木ノ原句望