Jリーグ 浦和、鹿島ら 何ができるのか。クラブの対応 試行錯誤は続く

サッカー

2020.4.13

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第99回 天皇杯 決勝 写真:長田洋平/アフロスポーツ

 新型コロナウィルス感染拡大でJリーグは中断し、多くのクラブが活動休止を余儀なくされているが、浦和レッズGK西川周作選手は4月13日(月)に行われたオンラインでの取材で、感染の早期収束を願いつつ、「この時間を有効に使おうと考えている」と前向きな姿勢を示した。

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 J1のリーグ戦は2月22、23日の今シーズン開幕節を実施後に中断。その後、感染状況の悪化に伴って3月中旬、4月上旬、5月上旬と3度あった再開目標もすべて見送られ、現在は5月29日までの公式戦が延期。再開は未定となっている。

 従来と異なる環境が続けばストレスも溜まりかねないが、浦和では選手が毎日メディカルスタッフに体調を報告する一方で、オンライン会議システムを活用してチームミーティングも実施した。

選手5~6人のグループに分けて、大槻毅監督やトレーナーら強化スタッフが選手の近況報告を、ざっくばらんに聞く場を設けている。画面を通しての場ではあるが、互いの顔を見てのミーティングは選手にも好評で、今後も継続する予定だという。

 また、浦和MF長澤和樹選手が中心になって#医療従事者は私たちのヒーローとするインスタグラムでの発信もスタート。日々、新型コロナウィルス感染症と戦う医療従事者を励ますために、左手を高く掲げた後ろ姿の写真の投稿を、広く呼びかけている。他のJクラブでも、ほとんどのクラブがチームとしての活動を休止している。

多くのクラブでは自主トレ用のメニューを選手に渡し、選手が個々に取り組んでいるが、中にはセレッソ大阪のように、オンラインで選手全員での同時トレーニングを始めたところもある。また、この活動休止の期間中に、競技的な活動以外での地域貢献を模索するクラブもある。

鹿島アントラーズでは「プロクラブとしてどれだけ貢献できるか」として、地元紙へ全面広告で「いまできることをみんなで」とするメッセージを展開。地域貢献の一環として、地元の商店の食品を紹介する通販を公式サイトで公開する試みも始めた。

川崎フロンターレでも、「この難局を乗り越えよう」と称して、クラブと縁のある岩手県陸前高田市、宮崎県綾町、北海道七飯町、熊本県合志市の物産を紹介するプロジェクトを始めた。

この状況で選手としてクラブとして何ができるか。試行錯誤が続いている。


取材・文:木ノ原句望