川嶋×徳山“因縁の対決・決着戦”がいよいよ実現する

この二人が対戦するのは実に3回目となる。最初の対戦は一昨年の6月23日、当時王者の徳山昌守(金沢ジム)7度目の防衛戦として行われた。挑戦者の川嶋勝重(大橋ジム)は「日本人最強」の触れ込みで期待されての挑戦だったが、試合直前に腰を痛め「立っているのがやっと」という最悪の状態でリングに上がり、3-0の判定負け。  だが、この試合で「徳山の実力は圧倒的」と感じた誰もが唖然とする結果になったのが、1年後(去年6/28)に行われた再戦である。3年連続MVPの“磐石王者”徳山9回目の防衛戦として行われたこの一戦は、川嶋が怒涛の1RTKO勝ちでタイトルを奪取するという、日本ボクシング史でも1,2を争う「衝撃」の結果に終わった。

新王者となった川嶋は、その後9月に初防衛に成功すると、今年1月には「ボクシング王国・アメリカが送り込む最強の挑戦者」ホセ・ナバーロ相手に一進一退の激戦を制し、名実ともに日本ボクシング界の顔となった。だが、徳山がこの一戦に対し「どう考えてもナバーロの勝ち」と発言するなど早くも川嶋への挑発を開始、川嶋もこの発言に「頭にきたので必ずKOする」と応戦するなど、ムードは1994年に行われ日本中を席巻した「薬師寺×辰吉」に似たものになってきている。