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2019.07.18

【卓球】賞金総額 約1億6,200万円!選手が挙げるT2ダイヤモンド勝敗のポイントとは?


 賞金総額 約1億6,200万円、優勝者には1,000ポイントという大きなボーナスポイントが与えられる卓球の新トーナメント「T2ダイヤモンド マレーシア」<7月18〜21/ジョホールバル>が開幕前日の17日、会場のパインウッド・イスカンダル・マレーシア・スタジオでオープニングセレモニーと記者会見を開いた。

【みどころ】大量得点に虎視眈々。卓球・東京五輪代表争いの鍵を握る「T2ダイヤモンド」

 記者会見といえば通常、対象はメディアのみに限定されるが、ショーアップに力を入れるT2ダイヤモンドでは一般客を交えて試合会場で実施。記者と選手の質疑応答を公開するという新しい形式を取り入れた。卓球に新風を吹き込むT2ダイヤモンドならではの試みと言えるだろう。

この新スタイルの記者会見で、「1試合でも多く勝てるように頑張る」と答えた世界ランク13位の水谷隼(木下グループ)は勝敗の鍵を握る重要なポイントとして、新ルールのひとつである「プレーオフゲーム」に言及した。これは試合開始24分経過後に始まるゲームにはデュースなしの5ポイント制が適用される独自のルールで、11ポイント制よりもスピード決着になることから、「5本先取というのはどの選手と戦っても五分五分じゃないかと見ている。それまでにいかにリードできているかが勝敗を分けると思う」と語っている。

世界ランク12位で水谷をわずか105ポイント差でリードする丹羽孝希(スヴェンソン)もプレーオフゲームに着目するが、その影響については「5ポイント先取になると11ポイント先取よりも実力差が少なくなる。(T2ダイヤモンドの中で)僕みたいな下位の選手にとってはチャンスが大きい」と指摘。また、同4位で日本男子トップの張本智和(木下グループ)は全てのゲームがノーデュースの11ポイント制というルールに触れ、「10-10になっても1点で決まる。出だしから大きくリードしておかないと」とゲームの立ち上がりの重要性を強調した。


 女子世界ランク7位の伊藤美誠(スターツ)も張本と同意見だ。「サーブ・レシーブがすごく大事になってくる。後がないイメージがすごく強い。1本目から勝負」と伊藤。同9位の平野美宇(日本生命)も「(11点先取のゲームでいえば)5点先取というのはスタートダッシュ。最初が大事になってくる」とコメントしている。同6位の石川佳純(全農)に関しては「5ポイントマッチになった時の戦い方を考えている。それまでにリードできればしていたい」としながらも、スピード決着で選手の実力差が拮抗することから、「負けていても挽回しやすくなる」と丹羽に近い感想。

唯一、ラリー間は15秒以内という新ルールをポイントに挙げたのは、世界ランク22位の加藤美優(日本ペイントホールディングス)で、「15秒の中でサーブを出さなきゃいけない。自分がいつも何秒くらいで出しているかわからないので気をつけたい」と話している。

T2ダイヤモンドの独自ルールが選手たちのプレーにどう影響してくるのか? 予想外の番狂わせもあり得る新トーナメントの4日間から目が離せない。

(文=高樹ミナ)

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