
張本智和 Photo:Itaru Chiba
卓球の全日本選手権第6日目は16日、男子シングルス準々決勝で、東京五輪代表の張本智和(木下グループ)がTリーグで同じチームの及川瑞基に敗戦。3年ぶりの2度目の優勝とはならなかった。
前日の6回戦はカット型の御内健太郎(シチズン時計)相手にフルゲームの死闘の末、勝利をもぎ取った。「今日勝てても優勝できるプレーでなかった」と完敗を認めた張本。「今回は負けた悔しさより疲れたという方が大きくて、喜怒哀楽を表せるほど元気ではないです。」と力なく会見で答えた。
【2021年全日本卓球選手権大会】
<男子シングルス準々決勝>
張本智和 1-4 及川瑞基
5-11/8-11/4-11/11-5/8-11
張本智和 Photo:Itaru Chiba
張本智和 試合後コメント(一問一答)
Q.準々決勝を振り返ってみて
1ポイント目がチャンスボールでそれが決めきれなくて、そこから連続ポイントされたので、そこから相手が勢いに乗った感じなので(敗因は)ひとつはそこかなと思います。
Q.(及川選手とは) Tリーグで同じチーム。やりにくさは?
いつも普段練習しているので、やりづらさは特になくそこに勝てなかったんだけだなと思います。
Q.前日は、カットマン相手にフルゲーム。影響は?
カットマンの選手の後はもちろん筋肉痛はありますし、今日が100%で戦えたかっていったら、そうではないんですけど、トーナメント戦う中で仕方がないことなので、まだまだ体力面も向上できるんじゃないかなと思います。
Q.得点をとった後の声を控えめにしている気がしたけど、それが影響した?
昨日声を出しすぎてしまったので、今日は気をつけようと思ったんですけど、あまり点をとれず、声を出す機会がなかったです。
Q.今年の結果はベスト8。どのように受け止めている?
結果はもちろん満足していないですけど、6回戦でフルゲームの試合に勝てたことは唯一の収穫なので、長い戦いをした後の次の試合を課題に練習していきたいと思います。
Q.今年はオリンピックイヤー。抱負を
Tリーグだったり、ワールドツアーも再開されるのでそこで1試合ずつ成長できていると実感できるような練習を積んでいけたらなと思います。
Q.得意のバックハンドで押されているような気がしたが
最初から最後まで落ち着いて戦うことができずに地に足がついていない状態だったので、もちろん自分のいいボールもなかったですし、自分の威力がない分、相手がいい攻めをしてたのかなと思います。
Q.地に足がついてなかったのはなぜ?
緊張感もあると思いますし、昨日戦った疲労もあると思いますし、色々総合的な面で相手の方が手堅い卓球をしていたのかなと思います。
Q.今、負けを受け止められている?
今日のプレーをした感じ、今日勝てても優勝できるプレーでなかったので、今日の試合も今の自分では勝てなかったのでしょうがないかなと思います。
Q.どのように体力をつけていこうと?
まずはフィジカルトレーニングをしっかりやっていくことと、長い試合を戦っていく中で、優勝するためには何十試合も戦っていかないといけないので、そういうことからかなと思います。
Q.東京五輪開催について現時点の思いは?
選手としては参加した気持ちはありますけど、自分が決めることではないので、あれば全力で戦いますし、なければ次のパリ五輪目指すだけなのかなと思います。
ニュースは見てますけど、選手がどうこうできるわけではないので、自分は冷静に下された判断に従うだけだなと思っています。
Q.ベンチコーチがいない試合は久しぶりだと思うが?
同じ所属先ですし、海外での試合で日本人対決の時はベンチコーチはいないので慣れているんですけど、シンプルに1対1の戦いに勝てなかったなという試合でした。
Q.今回の敗戦の受け止め方は?
今回は負けた悔しさより疲れたという方が大きくて、喜怒哀楽を表せるほど元気ではないです。
