
早田ひな Photo:Itaru Chiba
「世界卓球2021ヒューストン」<11月23~29日/アメリカ・ヒューストン>大会4日目の26日、女子シングルス4回戦で早田ひな(日本生命/世界ランク18位)が王芸迪(中国/同10位)にゲームカウント2-4で敗れてベスト16で終わった。
2019年にブレイクし、ユニバーシアードや香港オープンで優勝した王芸迪。中国選手不在の2021年アジア選手権で女王となった早田にとって、越えていきたい難敵だ。
前~中陣から正確性のある豪打を連発する王。激しく打ち合うも、早田が振りかぶる間に王のスピードボールが次々と来る苦しい展開で、第1ゲームは4-11で落とす。
王芸迪 Photo:Itaru Chiba
2ゲーム目も台上のボールさばきに差が出て2-6とビハインド。早田はロングサーブも見せて6-8まで詰め寄るが、次の3本を畳みかけられ6-11で落とす。
だが第3ゲームは早田がロングサーブを多用し、フォアミドルを攻めて7-4とする。しかし王に両ハンドの豪打で猛追され10-10に。
ここから早田は逆チキータやループドライブを見せてゲームポイントを奪い、最後はハーフロングのサーブでエースを取り15-13で奪取する。
4ゲーム目も王のフォア側をねらう早田。だが今度は王がロングサーブをたびたび繰り出し、早田は対応できずに6-11で取られる。
早田ひな Photo:Itaru Chiba
第5ゲームは王が0-6に。ここから早田は両ハンドを振りきって食い下がり、5-9となったところで王がタイムアウト。
その後もラリーで早田のミスが出ずに10-9と逆転。その後は一進一退の激しい打ち合いとなるが、早田は何度ゲームポイントを奪っても王の厳しい返球であと1本が取れない。
しかし18-18で早田は王の堅いバックをフォアで貫き、次の1本をバックハンドでクロスに放ち20-18でついにゲームを奪った。
第5ゲームは大逆転でゲームを取った Photo:Itaru Chiba
第6ゲームは早田が3-1とリードするが、緩急を織り交ぜながら、両サイドに厳しいボールを送る王が逆転。最後はバックハンドで5-11とされ、早田が敗れた。
早田は第5ゲーム0-6から大逆転でゲームを取るがんばりが光ったが、中国トップ超えならず。早田のはじめての世界卓球シングルスは、ベスト16で幕を閉じた。
【世界卓球2021ヒューストン】
<女子シングルス4回戦>
早田ひな 2-4 王芸迪
4-11/6-11/15-13/6-11/20-18/5-11
早田ひな Photo:Itaru Chiba
■世界卓球2021 各種目日程・結果速報
■世界卓球2021ヒューストン トーナメント表

開幕卓球の熱狂をもう一度!世界卓球の放送が決定!
五輪メダリストを含む新生卓球NIPPONで悲願の「打倒中国」を目指す
大会日程・放送・配信情報は公式HPまで
公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/wttc2021/
