12月24日放送の「卓球ジャパン!」は、視聴者アンケートを参考に今年もっとも輝いた選手を決定する『卓球ジャパン!AWARDS 2022』の完結編。
前週に続いて、スペシャルゲストに東京オリンピック混合ダブルス金メダルの水谷隼と2022年全日本卓球準優勝の松平健太を迎えて各賞を発表した。
試合以外の行動にも注目した「イイ戦いっぷりで賞」を受賞したのは早田ひな。
1月の全日本卓球での女子ダブルス優勝、女子シングルス準優勝、パリ五輪選考ポイントでもぶっち切りの1位と戦績も申し分ないが、10月の世界卓球のベンチで熱心にアドバイスする姿や、Tリーグノジマカップの優勝賞金を地元・福岡県旦過市場での火災で被災された方々への義援金として全額寄付した姿勢が評価された。
続いて、長年卓球界を支えてきて、今年特に活躍が目立った選手に贈られる「不屈の精神で賞」。
世界卓球で代表入りを逃したが、第2回選考会で準優勝した石川佳純、第3回選考会で久々の優勝を飾った平野美宇らがノミネートされたが、2人を抑えて受賞したのは、なんとゲストの松平健太。
「え?俺?マジで?台本になかったですよね?」(松平)
松平は全日本卓球で、青森山田高2年のとき以来13年ぶりに決勝進出し、堂々の準優勝。Tリーグ2021-2022シーズンではチームをプレーオフに導く活躍を見せた。
嬉しい受賞の松平は「今の卓球は速くなっていますが、昔やっていたことが通用する部分もある。それらを上手くミックスさせながらやっています」とコメントした。
次はMC武井壮が選ぶ「武井賞」。選考のポイントとしては、実力だけではなく、いかに多くの人を楽しませたかに、"個人的な感情も少し"加えたと武井。
「その比重たぶん9割くらい入ってるんじゃないですか(笑)?なんとなくもう想像ついたんですけど」と突っ込む水谷。
水谷の想像通りかはわからないが、武井が選んだのは長﨑美柚。
3月のWTTスターコンテダー ドーハでは木原美悠とのダブルスで1ゲームも落とさずに完全優勝し、第1回選考会では伊藤美誠を破って世界卓球代表の座を勝ち取った。
その世界卓球で話題となったのは、銀メダルに貢献したことはもちろんのこと、「幸せです」を連発した試合後のコメント。初戦のスロバキア戦、第2戦のポーランド戦、第4戦のウズベキスタン戦、決勝トーナメント1回戦の韓国戦と「幸せです」を連発し、準々決勝のスロバキア戦後には福澤朗アナウンサーが「今日は幸せでしたか?」と聞くまでに。
視聴者をも幸せな気持ちにするそうしたほんわかした雰囲気とは裏腹の確かな実力が長﨑の魅力だ。
MC平野早矢香が選ぶ「平野賞」は伊藤美誠に。
全日本卓球で女子シングルス、女子ダブルスの2冠を達成し、第2回選考会では早田を下して優勝。新しい挑戦としてTリーグにも今シーズンから初参戦。世界卓球では日本のエースとしてチームを力強く牽引した。
一方でハードスケジュールの中で思うような力を出せず、第3回選考会ではまさかの6位に終わり涙を見せる姿も。しかし、翌日にはタイのバンコクに移動し、アジアカップ2022で気迫のプレーを連発し、日本女子18年ぶりのメダルに輝いた。
「追われる立場で若手や格下の選手を相手に向かっていく姿に心を打たれた」と平野。
そして、いよいよ「MVP」の発表となった。視聴者のアンケートで圧倒的な票を得て、なおかつ「ベストゲーム賞」にも選ばれたのは張本智和。
まさに絶好調の2022年だった。第1回選考会で優勝し「自分のプレーが戻ってきたことが本当に嬉しい」と涙すると、その後の選考会では優勝、準優勝、優勝と断トツで選考レースを独走。
7月のWTTチャンピオンズ ブダペストでは決勝で林高遠(中国)に0-3からの大逆転優勝。11月のアジアカップも決勝でイム・ジョンフン(韓国)を破り、日本勢として33年ぶりに優勝した。
しかし、なんといっても圧巻だったのが10月の世界卓球。丹羽孝希がインフルエンザで欠場する中、エースとしてチームを引っ張り、中国との準決勝では王楚欽と樊振東を破る偉業を達成した。世界卓球の団体戦で中国から2点取った日本選手は、1973年サラエボ大会の田坂登紀夫以来、実に49年ぶりだった。
そしてその2点目となった、第4試合、世界ランク1位の樊振東との試合が「ベストゲーム賞」となった。
「これ(樊振東)に勝てる日本人がいるって凄いね」(武井)
「(日本選手が)中国選手とやるとリスクを負いすぎるところがあるんですが、そこをしっかり選球している」(平野)
視聴者からも「日本のエースと世界王者の手に汗握る激闘は今年一番 魂をゆさぶられました(まさはるさん)」「中国を追いつめられるのは日本だと世界に示すことができた。金メダルへの道もそう遠くない(卓球Loveさん)」などの声が寄せられた。