伊藤美誠 平野美宇とのパリ五輪代表争いに「出来ることを全てやって、私が優勝する」【全日本卓球】

2024.01.25
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伊藤美誠 PHOTO:Itaru Chiba

大会3日目を迎えた「天皇杯・皇后杯 全日本卓球選手権(一般の部・ジュニアの部)」<1月22〜28日/東京体育館>で伊藤美誠(スターツ)が記者会見に臨んだ。

早田ひな(日本生命)とのペアで昨年まで女子ダブルス5連覇、混合ダブルスでも森薗政崇(BOBSON)とのペアで2020年大会まで3連覇の快挙を達成しながら、今回、初めて出場種目を女子シングルス一本に絞った伊藤。

その初戦は26日の4回戦と少し先だが、例年よりも早めに練習会場に入ったという。

「去年はまだコロナの関係もあって、練習場が試合会場になっていたので練習で使えなかったんですけど、みんなで和気あいあいと練習して楽しい」と笑顔だ。

昨年12月に出場した国際大会のWTT女子ファイナルズ名古屋の時は風邪が原因で咳が悪化。耳と喉も炎症を起こし最悪のコンデシションだった。

だがそれも快復し、「今は咳も良くなって調子がいい。よくここまで合わせられたなと思います」とホッとした表情も見せる。

伊藤のブロックには2023全日本学生女王の出澤杏佳(専修大学)や全日本社会人女王の三村優香(サンリツ)。

そして、昨年の全日本選手権女子シングルス6回戦で伊藤を破った第4シードの横井咲桜(ミキハウス)ら難敵がいる。全日本シングルス女王に3度輝いた伊藤でも勝ち上がりは容易ではない。

だが、それも前向きに捉え、「1回戦(=伊藤の初戦)から思い切って出来るのでいいと思う。すごく面白い組み合わせ」と本人。

「準決勝、決勝の舞台は赤マットだったり1台で試合できるというのが自分の好きな瞬間、好きな場所。そこで試合をしたいし、それには初日の3試合が大事になってくる」と26日に行われる4〜6回戦に照準を合わせる。

2022年以来、女子シングルスの優勝を逃しているため、「一番の目標は全日本選手権優勝。楽しみたい」とも。

その一方で同い年の平野美宇(木下グループ)と残り1枠を争うパリ2024オリンピック代表選考レースに話題が及ぶと少し表情が固くなる。

女子シングルス代表は選考ポイント首位を独走してきた早田ひな(日本生命)がその座を確実にしているが、残るもう1枠は選考ポイント486ポイントで2位の平野美宇(木下グループ)と451.5ポイントで3位の伊藤美誠(スターツ)がわずか34.5ポイント差で争っている状況だ。

「(全日本選手権では)まずは自分の出来ることを全てやって、『私が優勝する』という思いでいる。正直、(自分が)優勝して、決勝戦で(あたるのが)平野選手だったら平野選手(がパリオリンピック代表)なので。自分の中では誰が相手でも優勝するのが目標です」

一大会で金銀銅3つのメダルを手にした東京オリンピックの後、周囲から「パリ、頑張ってね」と応援されるたび嬉しい反面、まだ自分は次の目標を定めていないのになぜそう言われるのだろうと戸惑った時期もあった。

でも、卓球が好き。そして、楽しんでやるのが自分流。

その揺るぎない気持ちを頼りに、いつしか新たな目標の輪郭がはっきりしてきた。

「最初は自分に言い聞かせていた。でも、今は"チーム美誠"で一緒に頑張ってくれている人たちと一緒に(パリオリンピック)に行きたいという気持ちがすごく強い。だから今は本気です」

伊藤の初戦にあたる4回戦の相手は1回戦から勝ち上がってきた野村萌(デンソー)。2019全日本社会人女王で九州アスティーダからTリーグにも参戦している選手だ。

試合は26日午前10時開始予定。

平野美宇、伊藤美誠 成績別獲得ポイント

全日本卓球の獲得ポイント
優勝:120P
準優勝:100P
ベスト4:80P
ベスト8:50P
ベスト16:20P
ベスト32:10P

平野、伊藤の現在のポイント
平野美宇:486P
伊藤美誠:451.5P

開催期間:1月22日 - 28日(7日間)
会場:東京体育館
競技種目:
1.男子シングルス
2.女子シングルス
3.男子ダブルス
4.女子ダブルス
5.混合ダブルス
6.ジュニア男子シングルス
7.ジュニア女子シングルス