エース早田ひなの復活V4は!?張本、大藤ら若手の台頭初Vも 黄金世代 伊藤・平野も意地を見せるか【全日本卓球 女子みどころ】

2025.01.20
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左上から木原美悠、早田ひな、張本美和、長﨑美柚、伊藤美誠、平野美宇、大藤沙月、橋本帆乃香

日本卓球界は今年もこの大舞台で幕を開ける。

「天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)」(以下、全日本選手権)が1月21日から26日まで東京体育館(東京都渋谷区)で開催される。

大会の大規模化に伴い、今年と2026年はシングルス4種目とダブルス3種目を初めて分離開催する全日本選手権。

東京体育館では男女シングルスおよびジュニア男女シングルス、男女ダブルスと混合ダブルスは1月30日から2月2日までスカイホール豊田(愛知県豊田市)で実施される。

群雄割拠の女子シングルス頂点に立つのはパリ五輪組か新勢力か

優勝候補の筆頭は2連覇中で過去3度優勝している早田ひな(24=日本生命)だ。

女子シングルス銅メダルに輝いたパリ五輪で左腕を痛めてから約半年。

引き続き怪我の回復度合いが気になるが、復帰戦となった昨年11月のWTTファイナルズ福岡ではルーマニアのエース・セーチに1回戦負けを喫した。

しかし、年明けのWTTスターコンテンダードーハでは3回戦に駒を進め、中国の陳熠とフルゲームを戦って惜敗。少しずつ調子を取り戻している印象だ。

まだ完治とはいかないものの、この全日本選手権に照準を合わせてきているのは確かで4度目の優勝も十分にある。

早田と同じブロックで対抗は木原美悠(20=木下グループ)。

WTTスターコンテンダードーハの準決勝で、早田を破った陳熠に勝利し決勝に進み準優勝するなど調子は良さそうだ。

全日本選手権では平成30年度(2019年)と2023年の2度決勝へ進んだものの優勝を逃しているため、今大会初Vに懸ける思いは強い。

第1ブロックでは他にも2024年全日本社会人女王の笹尾明日香(25=日本生命)、全日学2連覇の出澤杏佳(22=専修大学)。

世界卓球2021ヒューストンで代表経験のある芝田沙季(27=ミキハウス)ら注目の選手が上位進出を狙う。

第2ブロックで頭ひとつ抜けているのは今、最も勢いのある大藤沙月(20=ミキハウス)。

昨シーズン、海外ツアーに本格参戦するといきなりWTTフィーダーで3戦連続シングルス優勝。

10月にはグレードの高いWTTチャンピオンズ モンペリエで優勝を遂げ、最新の世界ランクを日本人3番手の7位まで上げている。

昨年の全日本選手権では6回戦で平野美宇(24=木下グループ)に敗れベスト16に留まったが、大躍進を果たした今年は優勝候補の一人と言って間違いない。

第2ブロックで大藤に迫るのは昨年ベスト8の長﨑美柚(22=木下グループ)。

WTTスターコンテンダードーハでは粘り強い中国の難敵・何卓佳に逆転勝ちし、ベスト4に食い込んだ。

さらに大藤のダブルスパートナーである横井咲桜(20=ミキハウス)も第2ブロック。

両者が準々決勝まで勝ち上がると盟友対決となる。

ちなみに横井は全日本選手権で2023、2024年の2年連続3位表彰台と安定した強さを誇る。

第3ブロックは強豪ひしめく「死の組」と言えるだろう。

ブロックリーダーはパリ五輪団体銀メダルの平野美宇。

昨年の全日本選手権では大藤に勝ってパリ五輪代表入りを射止めた。あの感動のシーンは記憶に新しい。

平野としのぎを削るのはカットマンの橋本帆乃香(26=ミキハウス)と過去3度全日本女王に君臨した伊藤美誠(24=スターツ)。

昨シーズンの橋本は8月のWTTフィーダー オロモウツでシングルス優勝をはじめ3大会でファイナリストになるなど海外ツアーで活躍した。

全日本選手権では6回戦まで勝ち上がると平野との対戦が濃厚だ。

昨年の全日本選手権6回戦で木村香純(トップおとめピンポンズ名古屋)に敗れパリ五輪代表入りを逃した伊藤は、昨年7月のWTTスターコンテンダー バンコクで1年5カ月ぶりにシングルス優勝。

10月下旬には、パリ五輪単複メダリストの男子選手ルブラン兄弟の本拠地フランス・モンペリエで合同合宿に参加するなど新たな一歩を踏み出している。

かつての元気を取り戻した伊藤が準々決勝まで勝ち上げると、平野や橋本と対戦する可能性があり見応えのある一戦になるだろう。

だがその前に、同じ異質ラバーの使い手・安藤みなみ(27=トップおとめピンポンズ名古屋)や昨年の全日本選手権3位の赤江夏星(20=日本生命)。

全日本社会人2位の麻生麗名(23=日本生命)ら手強い相手が伊藤に立ち向かう。

また、女子一般の部最年少の11歳・松島美空(京都カグヤライズ)の挑戦にも注目したい。

松島は昨年11月のTリーグで韓国の元エースのチョン・ジヒを下し、リーグ最年少勝利を挙げている。

第4ブロックで群を抜いているのは第2シードの張本美和(木下グループ)。

16歳にして日本人2番手の世界ランク6位につけ、2024シーズンはパリ五輪女子団体銀メダルやアジア選手権女子団体金メダルの立役者となった。

昨年の全日本選手権ではエース早田に決勝でストレート負けを喫したが、大きな成長を遂げて臨む今大会は初Vを狙えるポジションにいる。

その張本にとって最初の山場はカットマンの佐藤瞳(ミキハウス)だろう。

両者が順当に勝ち上がれば6回戦で対戦する可能性が高い。

ちなみに今大会、張本が初優勝となれば女子では史上最年少記録の16歳7カ月を樹立し、平野の持つ16歳9カ月(2017年)を抜くことになる。


(文=高樹ミナ)

2025年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)
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2025年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)
1月21日(火)〜26日(日)開催!

結果速報・トーナメント表などは
特設サイトへ:https://tvtokyo.tv/3Ec4f8k