中国がユース五輪で史上初のメダルゼロ PHOTO:International Table Tennis Federation
<2026年11月5日 ダカール2026ユースオリンピック 卓球>
セネガル・ダカールで開催された「第4回ユースオリンピック競技大会」の卓球競技が5日に全日程を終了した。
日本は17歳の川上流星が男子シングルスと混合ダブルスで金メダルを獲得し、2冠を達成。
一方、卓球王国・中国は男女シングルス、混合ダブルスの3種目すべてで表彰台を逃し、ユースオリンピックの卓球競技で初めてメダルなしに終わった。
中国メディアの九派新聞は5日、中国代表がユース五輪で過去最悪の成績に終わったと報道。男子シングルスと混合ダブルスの最高成績がベスト8、女子シングルスはベスト16だったことを伝え、2010年の第1回大会以来、初めてメダルを獲得できなかったと指摘した。
中国はこれまで、ユースオリンピックの卓球競技で数々の金メダルを獲得してきた。
2010年のシンガポール大会、2014年の南京大会、2018年のブエノスアイレス大会でも中国勢が各種目で金メダルを獲得し、若手世代でも圧倒的な強さを示してきた。
過去には樊振東、王楚欽、孫穎莎といった、その後世界のトップ選手へと成長した選手たちもユースオリンピックで頂点に立っている。
しかし、今大会は中国勢が準決勝に1人も進出できなかった。
男子シングルスでは李和宸が準々決勝でオタルバロ(コロンビア)にゲームカウント1-4で敗退。女子シングルスでも姚睿軒が決勝トーナメント1回戦で陳忞昕(台湾)に3-4で敗れ、メダル争いに加わることができなかった。
混合ダブルスでは李和宸/姚睿軒ペアが、日本の川上流星/松島美空ペアと準々決勝で対戦してゲームカウント1-3で敗退した。
中国の九派新聞は、かつて金メダルを獲得してきた中国が今大会でメダルなしに終わったことについて、世界のユース卓球の競争環境が変化していると指摘。
日本や韓国、台湾、欧米の若手選手が台頭する中、中国の次世代選手には勝負どころでの得点力や精神面、対応力などに課題が見られたと論じている。
一方、日本は今大会で大きな成果を残した。
川上は松島美空との混合ダブルスで金メダルを獲得すると、男子シングルス決勝でもオタルバロを4-2で撃破。2010年シンガポール大会の丹羽孝希以来、日本男子では16年ぶりとなる大会2冠を達成した。
13歳の松島も混合ダブルスで金メダルを獲得し、女子シングルスではベスト4に進出。3位決定戦で蘇籽童(香港)にフルゲームの末に敗れ、惜しくも2つ目のメダルには届かなかったものの、13歳にして世界の舞台で存在感を示した。
女子シングルスでは台湾の陳忞昕が優勝。男子シングルスは日本、女子シングルスは台湾、混合ダブルスは日本が制し、3種目の金メダルは日本と台湾が分け合った。
国際卓球連盟(ITTF)も大会総括で、表彰台に上がった国・地域の多様性に注目。世界の若手選手の競争力が高まっていることを今大会の特徴として挙げている。
かつてユース世代でも強さを誇った中国が、史上初のメダルゼロ。一方で、日本の川上が2冠を達成し、台湾も女子シングルスを制覇した。ダカールでの結果は、次世代の世界卓球を占ううえでも注目される大会となった。
<ダカール2026ユースオリンピック 卓球・金メダリスト>
男子シングルス:川上流星(日本)
女子シングルス:陳忞昕(台湾)
混合ダブルス:川上流星/松島美空(日本)
今大会はU-NEXTで日本人選手の試合を全試合独占ライブ配信。卓球チャンネル(Youtube)でも一部をライブ配信。
U-NEXT:https://tvtokyo.tv/4pmYE1d
YouTube:https://tvtokyo.tv/49sl24y