2018.02.25

卓球・チームW杯 因縁の対決で雪辱の石川「リオ五輪の映像ずっと見られなかった」


 試合直後のインタビューでは、その目に思わず涙を浮かべた。「チームワールドカップ」<2月22~25日/イギリス・ロンドン>決勝トーナメントの準決勝で団体戦シングルスのエース対決を制した石川佳純(全農)だ。対戦相手は2016年リオ五輪の個人戦1回戦で逆転負けを喫した北朝鮮のキムソンイ。当時、石川はメダル候補の一角にもかかわらず、2ゲームを先取した後、カットで粘るキムソンイに主導権を握られフルゲームの末に姿を消した。

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 いわば今回の対戦は因縁の対決。世界ランク4位の意地にかけても絶対に負けられない一戦だ。その石川は第1ゲームを10-3であっさり奪うと、続く第2ゲームは相手が攻めに転じてきた戦術変更にもひるまず、3-6から逆転して2ゲームを先取。ここまではリオ五輪と同じ展開となり、第3ゲームに入る時は、「(あの時のことを)思い出さないようにしようとしても思い出してしまった」と心境を振り返っている。

石川佳純 Photo:Itaru Chiba


 だが、1年半前の彼女とは明らかに違っていた。リオ五輪で悔しい思いをしてからというもの、対カットマン対策を課題とし、ことのほかカット打ちに励んできた石川はリオ五輪以降に対戦したカットマンには1回も負けていないという。その自信を糧に「やっと巡ってきたリベンジの場で自分の力を発揮したかった」と石川。

 リオ五輪の敗北は「やはり苦い思い出。自分が負けたビデオも今まで見られたことがない」とも明かしており、やっと越えられた大きな山に「自分の成長をすごく感じられた。勝てて嬉しい」と誕生日の翌日に訪れた最高の一日を締めくくった。


<卓球チームワールドカップ2018>
【準決勝】
日本 3-0 北朝鮮
伊藤美誠 / 早田ひな 3-0 チャヒョシム / キム・ナムヘ
11-3/11-8/12-10

石川佳純 3-0 キムソンイ
11-3/11-8/11-7

早田ひな 3-1 チャヒョシム
11-8/11-13/11-9/11-9

(文=高樹ミナ)

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