2020.03.02
全日本王者・宇田幸矢「世界ランクを上げて、どんどん強くなりたい」うだ卓オープニング&全日本選手権優勝祝勝会
宇田幸矢、父・直充氏/テレビ東京卓球NEWS
今年1月の全日本選手権大会男子シングルスで初優勝した宇田幸矢(JOCエリートアカデミー)が2月29日、父・直充さんが10日に開設した「うだ卓」卓球場(調布市仙川町)のオープニング記念と自身の祝勝会に登場した。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、規模を大幅に縮小。出席者には手洗いや消毒、マスク着用を義務付けるなど、十分な配慮がなされた上での開催で、イベント自体は宇田の全日本初制覇と、息子の快挙を支えた父の新たな船出、さらに当日は宇田の大原学園高校卒業式も重なって、お祝いムード一色となった。
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宇田が4月から進学する明治大学卓球部の兒玉圭司総監督や株式会社タマスの大澤卓子代表取締役社長、日本卓球協会の前原正浩副会長らから花向けの言葉が贈られると、「皆さまのサポートやたくさんの応援があったからこその優勝だったと思っています。世界ランクをなるべく早く30位以内(現在50位)に上げて、世界のトップ選手と争えるくらいに、どんどん強くなっていきたいと思います」と宇田。
続いて行われた卓球のデモンストレーションでは、全日本選手権決勝で張本智和(木下グループ)を打ち破る鍵となった前陣ドライブのフォアハンド2点とバックハンドの3点フットワークやハーフロングサービスからの3球目攻撃、宇田の武器である速いチキータと横下回転を入れたチキータ2種類を披露し、出席者をわかせた。
宇田幸矢/テレビ東京卓球NEWS
その宇田を4歳から指導し、自身は45歳、宇田が中学3年生の時に会社を辞めて、宇田が在籍するJOCエリートアカデミーの担当コーチとしてサポートを続けてきた直充さんは、「大学での過ごし方が大事になる。この4年がうまくいかないと、(2024年)パリオリンピック出場の可能性もないと思うので、幸矢にとっては一番大事な4年をこれから過ごすことになる」と話した。
宇田の指導を通じ、世界トップレベルの卓球に触れてきた直充さんの卓球場のテーマはずばり、世界標準。国際規格の卓球台や国際大会で採用されているフロアマット、公式戦で使用されているスリースターボールをレッスンで使うなど、本格的な練習環境を整えている。
レッスン生の年齢層は、現在2歳から70歳までと幅広いが、特にジュニア世代の育成に力を入れていきたといい、「自分の生まれ育った地元調布から世界を目指す選手を育てたい」と直充さん。宇田も時々は卓球場に顔を出し、父の卓球場を盛り立てる意思を示した。
イベントを終えた宇田はその足で羽田空港へ向かい、3月3日開幕のITTFワールドツアープラチナ・カタールオープンの舞台ドーハへと旅立った。
(文=高樹ミナ)