ベアーズ・キス
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ベアーズ・キス
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ローラ 14才、サーカスのブランコ乗り。 彼女はふたつの世界を行き来するクマとダンスする。


 シベリアの雪深い森の中。生まれたばかりの小グマは、母グマが人間に襲われ息絶えるのを震えながら見ていた・・・。 数ヶ月後、その小グマはロシアの動物市場で、少女ローラ(レベッカ・リリエベリ)と出会う。ローラはフォーチュネート・サーカス団の一員として、生まれたときからサーカスの世界で育ち、父親マルコ(マウリツィオ・ドナドーニ)、母親カルメン(アリアドナ・ヒル)と共に、美しく幻想的な空中ブランコで人々の喝采を浴びながら旅から旅の生活を送っていた。ミーシャと名づけたその子グマとローラは、ほんとうに仲良しだった。ある日カルメンが、ローラがほんとうの娘でないことを告げ、独りでサーカスを去っていった寂しい夜も、ローラとミーシャは一緒に寝て過ごした。スウェーデンからドイツへ旅は続く。

  すっかり大きくなったミーシャに不思議な出来事が起きたのは、月のきれいな夜のこと。ローラがミーシャの檻に様子を見に行くと、そこにはクマではなく裸の青年がいたのだ。「ミーシャはどこ?」とたずねるローラに、「僕がミーシャだ」と答える青年(セルゲイ・ボドロフJr.)。だが翌朝、ミーシャはクマの姿に戻っていた。私が見たものは何だったの?街の教会で神さまへ問いかけるローラ。そこで彼女は暴漢に襲われる。彼女を助けようと檻を破って駆けつけたミーシャ。しかしこの一件から、サーカス団はクマを放した罪に問われてしまう。マルコはクビになり、彼とローラと道化師のグロッポ(ヨアヒム・クロール)は、ミーシャを連れてルー(キース・アレン)が率いる大道芸の一座に加わった。それからのミーシャは、自由にふたつの世界を行き来するようになった。昼間、ローラはクマのミーシャと観光客の前で踊り、夜、誰も見ていないところでは人間のミーシャと愛し合った。クマであるときも人間であるときも、ミーシャはローラの大切な恋人だった。けれども、ローラを守ろうとして酔っ払いに重傷を負わせたミーシャは、どこへともなく姿を消してしまう。空っぽの檻を前に、ミーシャの帰りを待ち続けるローラ。そんなとき、マルコがオートバイの事故で死んだ。ローラは本当にひとりぼっちに。しかし、それがわかったかのようにミーシャは戻ってきた。ふたりは、ルーとグロッポと共にスペインへ渡る。

  「もうすぐ彼は永久に人間になるわ」スペインで出会ったシンティロマの女は、ミーシャの未来をそう占った。「ただし、人間を殺めるようなことをしたら、一生クマの姿のまま。」完全な人間になれる日を心待ちにする2人。だが、その希望を覆す事件が起こる。ローラに暴行しようとしたルーを殺してしまったことから、ミーシャは永遠に人間に戻れなくなってしまったのだ。警察に捕獲されたミーシャが射殺される日の前夜、グロッポの助けを借りて警察にしのびこんだローラは、檻の中から助け出したミーシャをトレーラーに乗せ、彼の故郷シベリアに向かう。もう二度と同じ世界には住めない。永遠の別れを覚悟して、ミーシャを森のなかに放つローラ。そのとき奇跡が起こった・・・。


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