チキン・ハート

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チキン・ハート story

眼下に雲を見下ろす丘の上で、物憂げに目を覚ますドニー・ダーコ。世界は普段と何も変わらない。ウサギが現れて「あのこと」を彼に告げるまでは・・・

クある晩、銀色のウサギが僕だけに世界の終わりを告げた。翌朝ゴルフ場で目を覚ますと、腕には「28:06:42:12」の文字が。家に帰ると、夜中に飛行機のエンジンが落ちてきて僕の部屋の屋根に穴があいていた。

1988年10月2日。世界の終わりまで あと28日と6時間42分12秒。



photo1英語の授業でグレアム・グリーンの短編「破壊者」("The Distructor")が読まれる。物語の中で、少年たちは老人の家を破壊する。僕はその理由を知っている。彼らは破壊された後の世界が見てみたいのだ。破壊はある種の"創造"だから。夜、ウサギの命令で学校に向かった僕は、水道管に斧を振り下ろし、学校のシンボルである"雑種犬"のブロンズ像を脳天からかち割った。

1988年10月6日。世界の終わりまで あと24日。


photo2学校が洪水になり、今日は休校。帰り道、美少女の転校生グレッチェンが性質の悪い不良にからまれている。彼女を助けたのがきっかけで、僕らは付き合うことになった。



1988年10月7日。世界の終わりまで あと23日。





自己啓発セラピストのジム・カニンガム。いかさま野郎が弱い人間たちの心を食い物にしていやがる。ふざけた話だ…。ウサギが出てきて僕に言う。「目を覚ませ」と・・・。

1988年10月10日。世界の終わりまで あと20日。



今日、物理教師のモニトフからタイム・トラベルの話を聞いた。それは宇宙と外宇宙との間を人間が制御して行う旅で、必要なのものは高速より速い乗り物と入り口となる穴。モニトフはこっそり本を差し出した。ロバータ・スパロウ著『タイム・トラベルの哲学』。町の変人"死神オババ"が! 彼女はかつて尼僧だったが、ある日突然人格が変わり、信仰を捨ててこれを書き、この学校で科学の教師をしていたらしい。

1998年10月18日。世界の終わりまで あと12日。



photo3時間は神が支配していて、すべての運命は神によって定められている。もしタイム・トラベルというかたちで、運命やその選択肢を見ることができるのなら、未来を変えることも可能なのだろうか。しかし運命に逆らった選択の存在自体が、神によって定められたすべての運命を否定することになる。矛盾しているが、もし神の領域でタイム・トラベルすることができるとしたら・・・?
映画館でグレッチェンの横にはウサギが座っていた。ウサギに焚きつけられて、彼女が眠ったすきに、僕はカニンガムの家に向かい、ガソリンを撒いて火をつけた。
火は夜のうちに消し止められたが、翌朝、館の内部から"児童ポルノの館"が発見され、ジム・カニンガムは逮捕された。ざまあみろ。

1988年10月24日。世界の終わりまで あと6日。



photo1妹のダンス・チーム、"スパークル・モーション"がロサンゼルスで行われるタレント・キャラバンに出場する。母親は娘たちを率いてロサンゼルスに飛んだ。



1988年10月26日。世界の終わりまで あと4日。





英語教師が突然クビになった。黒板には"Cellardoor"の文字が書かれている。地下室の扉・・・。 精神科医のオフィスで催眠療法中、ウサギが現れた。時間切れだ。もうすぐ世界が終わってしまう。

1988年10月29日。世界の終わりまで あと1日。



ハロウィン・パーティーの晩、お母さんが行方不明になったと、グレッチェンが泣きながらやってきた。この日初めて×××してしまった。

1988年10月30日。あと6時間。



時間がない。僕らは急いで夜の町を駆け出した。目的地はロバータ・スパロウの"地下室の扉"。きっと"地下室の扉"はタイム・トラベルの入り口だ。グレッチェンと扉を開けて中に入る。ふいに暴漢に襲われ、外にひっぱり出された。揉み合っているところに森の中から赤い車が猛スピードで突進してきて・・・


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