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新宿武蔵野館にて
2004年新春ロードショー

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リーフェン・デブローワー監督には、我々に見えないものを見る力がある。
『ポーリーヌ』はある種、人生の《ミニチュア(縮図)》を感じさせる。
シナリオだけを読めば、ほとんど何も起こらない話のような印象を持つかもしれないが、ひとつひとつのシーンに問題が含まれている。
それは、知的障害者のポーリーヌと彼女を取り巻く環境に関わる問題である。
その限られた状況の中でドラマは展開する。
そこでは何もかもが、通常とは異なるもうひとつの側面を持つ。
ポーリーヌには、パンにバターを塗ることもひと騒動である。靴ひもを結ぶことも然り。
言うまでもなくポーリーヌが抱えるハンディキャップは絶えず《地震の揺れ》を引き起こす源である。
ポーリーヌを愛することを拒むポーレットもまた、感情面でのハンディキャップを抱えている。しかし、様々な出来事を経て、彼女は彼女なりにポーリーヌへの愛情を表現するようになる。
我々にとって“どうということのない”、“取るに足りない”ことが、ポーリーヌには非常に大きな意味を持つ。そして、平穏に流れる村の生活の中で、傍目には平凡な住民である主人公達は変化していく。
我々には見えないものを見るリーフェンは、こうしてポーリーヌの《ものの見方》を我々に示すのだ。
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