番組概要
バックナンバー
出演者プロフィール
ご意見ご感想
TOPへ戻る
 
     
 
第6回 クレオパトラ

 ピラミッドやスフィンクスなど、数々の歴史的な遺跡で知られる神秘の国・エジプト。クレオパトラは、紀元前69年に当時エジプトを支配していた王様・プトレマイオス12世の三女として、アレキサンドリアに生まれる。
古代エジプト王朝は、クレオパトラが誕生する3000年も前から栄華を誇ってきた。ところが、彼女が生まれた頃の地中海世界では、ローマが破竹の勢いで領土を広げ、実権を握っており、エジプトが持つ莫大な富と、ナイルの賜物といわれる肥沃な土地を虎視眈々と狙っていた。
そして、紀元前31年に起きた「アクティウムの海戦」。地中海の支配権をめぐり、クレオパトラ・アントニウスのエジプト軍とオクタビアヌス率いるローマ軍がぶつかったこの戦いは、ローマ軍の圧倒的勝利に終わる。まさにこの敗戦にこそ、クレオパトラの悲しいトホホが象徴されていた!それは、史上まれにみる男運の無さ。
 アクティウムの海戦の21年前、父・プトレマイオス12世が亡くなると、クレオパトラは18歳でエジプトの女王となる。古代エジプト王朝は女系を重んじ、王族の女性と結婚していなければ、王の座につくことが出来なかった。これは王の息子でも同様で、クレオパトラは10歳下の弟プトレマイオス13世と形式上の結婚をする。当時まだ8歳であった弟が国を治めることは到底出来ず、クレオパトラはまんまと権力を独占したかにみえた。しかし、彼女の振る舞いを不快に思った弟とその側近に追放され、最初の結婚から男に裏切られることに。
 
 だがクレオパトラは諦めず、時のローマの実力者ポンペイウス将軍の元に身を寄せる。
その頃、ポンペイウスはもう一人の権力者、シーザー(カエサル)と権力争いの真っ最中。その勝敗の行方を見守っていた彼女は、ポンペイウスが勝つとよんでいた。ポンペイウスが勝てば、弟からエジプトを奪い返せると考えたのである。結果、ポンペイウスはシーザーに敗れ、ローマはシーザーのものとなる。それでも、絶世の美女・クレオパトラはめげることなく、美貌を武器に昨日の敵・シーザーに接近、たちまち虜にしてしまう。
その後、クレオパトラはエジプトの女王に返り咲くが、これも長くは続かなかった。「ブルータス、お前もか」この有名な言葉を残し、シーザーは暗殺されてしまうのである。するとローマでは、アントニウスとシーザーの養子・オクタビアヌスの後継者争いが始まる。ここでまた彼女は、どちらにつけば有利なのかを見定めることになり、10年後のアクティウムの海戦で敗戦することも知らずにアントニウスを選んでしまうのである・・・。
プトレマイオス13世、ポンペイウス、シーザー、アントニウス・・・。クレオパトラの男性選びはことごとく失敗する。そして、この男運の無さが、3000年続いたエジプト王朝までもを滅ぼしてしまうことになるのだった・・・。
Back
 
 
テレビ東京