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第7回 春日局

 大奥という世継ぎ誕生システムを作り上げ、徳川幕府の裏の権力者となった春日局、本名・斉藤福。二代将軍・徳川秀忠の子・竹千代の乳母だったお福は、竹千代の三代将軍就任のために奔走する。竹千代の母は織田信長の姪・お江与。彼女は、体が弱く物覚えの悪い竹千代にいらだっていた。母から疎まれる竹千代を不憫に思ったお福は、竹千代にすべての愛情を捧げ、それに答えるように、竹千代もまたお福にすがった。
 一方で、お福とお江与にも少なからず因縁があった。お福の父・斉藤正成は明智光秀の家臣として本能寺の変にも参加していた。つまりお福は、お江与にとって、叔父・織田信長を殺した光秀の家臣の娘でもあったのである。次第に乳母であるお福と、実母であるお江与は対立する存在になっていく。
その対立関係をさらに深めたのが、竹千代の弟・国松の誕生。国松を溺愛するお江与は秀忠を懐柔し、次期将軍を国松と決めさせてしまうのである。
 そして、お福のその後の人生を変える事件が起きる。それは、11歳になった竹千代の自殺。幸いお福が気づき事なきを得るが、当時、兄弟のうちどちらかが世継ぎと決まれば、お家の分裂を避けるため、もう一人は悲惨な運命をたどるのが習わしであり、幼い竹千代は自分の運命を悟っていたのだった。
この事件で、お福は駿府にいる家康に直訴することを決意する。しかし、女性が勝手に城を出ることを許されていない時代。そこでお福は一計を案じる。それは、「お伊勢参り」を口実にすることだった。これが世に言う「春日局の抜け参り」である。お福の訪問を受けた家康は江戸城を訪問、次期将軍を竹千代と決める。
1620年、竹千代は元服して家光となり、3年後には将軍に就任する。家光に世継ぎが出来ればお福の地位は揺るぎないものとなる。1626年にお江与が亡くなると、お福は将軍の乳母として、世継ぎを作るシステムである「大奥」の整備に尽力する。これで、家光に世継ぎが出来れば、すべてが報われるはずだった。だがここに、思いもよらぬトホホが待っていた!
将軍になっても子どもの出来ない家光。初めて子どもが生まれたのは、将軍になって10年後。しかし、生まれたのは女の子だった。何と家光は、大の女嫌いだったのである。お福が必死で作り上げた大奥を見向きもせず、それどころか部屋から出ようともしない、いわゆる「ひきこもり」状態になってしまった。幼い頃から体の弱い家光を何とかしたい。 そのお福の強い思いが、一挙手一投足にまで口出しをする過保護になり、また将軍としての立ち振る舞いを取得させる際にはスパルタ教育に繋がった。そしてこれが、家光を女性恐怖症にしてしまったのであった・・・。
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テレビ東京