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第9回 坂本龍馬とおりょう

明治時代が幕を開ける33年前の1835年、高知県土佐藩の階級の低い郷士の末っ子として生まれた、坂本龍馬。子どもの頃は「泣き虫」「寝小便たれ」とバカにされたが、江戸で剣の腕を磨き、名門・北辰一刀流の免許皆伝となり、頭角をあらわしていく。

 
龍馬は始め、蝦夷を唱える若者に過ぎなかった。その考えを一変させたのは、来航した黒船を目の当たりにしてからだった。世界の列強国に負けない近代国家"日本"をつくりたいと、当時としては重罪となる脱藩をする。その後、勝海舟と運命の出会いをし、弟子入り。日本初の総合商社「亀山社中」、後の海援隊を設立する。さらに西郷隆盛、桂小五郎などと協力しながら倒幕に奔走し、犬猿の仲だった薩摩藩と長州藩の間を取り持ち、歴史的な大功績である「薩長同盟」を結ばせたのである。

 
そんな倒幕の主役・龍馬の命を幕府派が狙い、伏見奉行所の役人が龍馬の常宿・寺田屋を襲撃する。この時、おりょうに助けられた龍馬は一命を取りとめ、やがて2人は結婚する。
 そして1866年、幕府は対抗勢力である長州藩を討つため、諸藩に集結をかける。長州に迫る10万の幕府軍に対し、長州はわずか3千5百。長州軍を率いる高杉晋作は龍馬が戦場に駆けつけるのを今や遅しと待っていた。ところがここに、龍馬のトホホがあった!
その頃龍馬は、なんと日本人初の新婚旅行を楽しんでいたのである。ついに「第2次長州征討」が開戦、長州軍は絶体絶命の危機に陥っていた。だが、龍馬は戦場である下関に直行せず、月琴を習いたいというおりょうのため、長崎で師匠探しに奔走していたのである。結局、龍馬は10日も遅れて敗北寸前の長州軍に参戦。彼が乗った快速船・ユニオン号の活躍もあり、歴史的な大勝利を収める。


後に龍馬は、幕府に政権を返上させるシナリオ「船中八策」を土佐藩に託し、徳川幕府は終焉、大政奉還を成し遂げる。しかし、明治維新をその目で見ることなく、1867年11月15日、龍馬の33歳の誕生日に暗殺される。二人の結婚生活は、わずか2年足らずでピリオドとなった。
 坂本龍馬の13回忌。大勢の明治政府の高官たちが墓参りに訪れた。そして、おりょうはこの時初めて、夫が成し遂げた偉業を知ったという・・・。
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テレビ東京