番組概要
バックナンバー
出演者プロフィール
ご意見ご感想
TOPへ戻る
 
     
 
第30回 グレース・ケリー

 1929年11月12日、アメリカ・フィラデルフィア有数の資産家の娘として生まれたグレース・ケリー。父親はボート競技で、オリンピックで金メダルを獲得した英雄。母親はドイツ出身の元モデルであった。
 4人兄弟の次女だったグレースは、兄や姉に比べて病弱で内気な性格だった。そのため父親の愛情は、彼女以外のスポーツ万能な兄弟たちに注がれていった。満たされない愛情は、やがてグレースの中で大きな強迫観念となっていく。どうしたら父親に認めてもらえるのか?高校を卒業する直前、グレースは大きな決断をする。それは、ニューヨークに出て、女優になるということだった。
 1947年、18歳のグレースは、ニューヨークの演劇学校に入学。彼女のセンスが評価され、在学中からコマーシャルやテレビドラマで活躍する。そして1952年、グレースの人生を左右する転機が訪れる。当時スーパースターだったゲイリー・クーパーと映画「昼間の決闘」で共演するのである。
 その翌年には、ある監督によって彼女の魅力は一気に開花する。その監督とは、アルフレッド・ヒッチコック。彼はグレースを自分の映画「ダイアルMを廻せ!」のヒロインに大抜擢する。この作品が公開された1954年には彼女の出演作品が5本公開され、どれも大ヒットを収めた。中でも「喝采」では、アカデミー賞主演女優賞を受賞。名実ともに映画史に残る女優に名を連ねたのである。
 1955年3月、グレースはアカデミー賞を受賞した「喝采」が上映されるカンヌ映画祭に出席するため、南仏を訪れた。この時、グレースに思わぬ出来事が待ち受けていた。フランスの雑誌の企画で、モナコ公国の国王レーニエ大公と出会うのである。そして2人は、たった2時間で恋に落ちる・・・・・・。
 翌年の4月、2日にわたってモナコで行なわれた結婚式には、数10カ国の王室や代表を始めとする招待客が訪れたばかりでなく、世界中から報道陣や観光客が大挙して押し寄せた。
 シンデレラストーリーを現実にしたグレースは、世界中の女性のあこがれとなった。しかし現実は、おとぎ話のようにはならなかった。歴史に刻まれた結婚には、彼女が予想もしない困難が待ち受けていたのである・・・・・・。
Back
 
 
テレビ東京