今回のハテナ
> 平成19年1月21日放送分 「なぜ山の動物がやってくる?」
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今回のねらい

今回のテーマは「なぜ山の動物がやってくる?」。
今年はクマの出没のニュースをよく聞きます。実際、クマだけでなくサルもイノシシも、人里に現れて目撃される頻度が例年の2倍、3倍、場所によってはもっと多いそうです。農作物への被害や人が怪我を負うという件数も、昨年来急増しています。いったいどうして山に棲む野生動物がたくさんやってくるようになったのでしょうか?
野生動物と人間の暮らしの関係にどんな変化が起きているのか、被害の実態や対策を調べながらトコトンハテナ!

今回のねらい
企画のポイント
○拡大する被害 イノシシの進出で新たな被害が…
千葉県の房総半島南部はサルやシカなどによる農作物(イネ、野菜、果樹)への被害が年間を通して絶えない。数年前からはさらに被害が拡大。特に、これまであまり見ることのなかったイノシシが人里に現れるようになり、被害を及ぼしているという。イノシシは作物も食べるが、土をほじくり返してムシを食べ泥浴びをするため、田んぼのイネを倒したり、特産のビワの木の根を傷めるなどの害になる。

○里山は動物たちのコンビニ?
かつて里山は、燃料用に雑木を定期的に切り、堆肥を作る落ち葉を集めるなど、絶えず人の手が入っていた場所だった。しかし最近は里山が利用されずに荒れ、そこが野生動物にとって暮らしやすい場所になってしまっているという。
イノシシの被害が急増している南房総市では、里山のマテバシイの木を切らなくなったため実が増えてイノシシを引き寄せる要因になっている。また、刈られることのない薮が畑のすぐそばまで迫り、動物の恰好の隠れ場所になっていた。さらに、被害のせいで耕作放棄された田畑が薮に変わり、動物の新たな生活場所になる、という悪循環を生んでいた。

○どうやって防いでいる?
被害に悩む地元では様々な対策が行われている。イノシシを捕らえるワナを仕掛け、銃で猟をするのもそのひとつ。年間200頭以上のイノシシが捕獲される大多喜町では、その処理のために食肉としての販売を始めた。また、隣の鴨川市には、集落をまるごと守ろうと山との境目に全長4kmにわたる長大な電気柵を設けたところもある。
いずれの対策も効果を上げてはいるが問題もある。特に捕獲は地元の猟友会が中心になって行われる対策だが、高齢化が進んでいるため限界があると言われる。

○動物を近づけないために
捕獲や電気柵に頼る対策ではなく、野生動物を人里に近づけないようにするための対策をとっている地域もある。サルが街に出没し問題になっていた神奈川県小田原市ではサルに発信器をつけ、近くに来ていることがわかると空砲やパチンコで追い払うことにしたところ、以前の3分の1にまで住宅への被害が減ったという。
群馬県富岡市では裏山の鬱蒼とした竹藪を住民共同でキレイに整理し、サルにとって隠れる場所がない明るい竹林にした。
企画のポイント
企画のポイント

■ いまだかつてないトライ
手入れされず荒れてしまった里山は、どれくらい隠れやすい場所なのか?
クワバタがイノシシになりきって、隠れながらこっそりと畑においたサツマイモを狙う。畑にいるオハラからは、クワバタの姿がどのくらい見えにくいものなのか検証。
いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ
■ 高橋道場
もしクマに出くわしてしまったら、どうやって身を守ればいいのか?
高橋英樹がハイカーに扮して考える。
高橋道場
高橋道場
高橋道場
ゲストコメンテーター
羽山 伸一(日本獣医生命科学大学助教授)
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