今回のハテナ
> 平成20年3月2日放送分 「車の最期、どうなってる?」
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今回のねらい


このところ不法投棄の車が減っている。2005年の「自動車リサイクル法」施行から、車の不法投棄は約22万台から3万5千台へと大幅に減少した。しかし、これは法律のお陰ばかりではないらしい。法律ができる前と今とでは、廃車をめぐる状況が随分変わってきているという。
実際のところ“車の最期”は、どうなっているんでしょう。何がどんなふうにリサイクルされているのか、廃車処理の実情にトコトンハテナ!?

今回のねらい
企画のポイント
■〜自動車リサイクル 新たな問題?〜

問題もうまれている。リサイクル料金で破壊するきまりのエアバッグが多数ネット上で売買されていたり、廃車として引き取られた車が中古車として売られリサイクル料金が不正に扱われることもあるようだ。
 また、以前大量の不法投棄で問題になったシュレッダーダストは、自動車メーカー指定の施設で処理されるが処理施設がまだ少ないために、滞りを生むことが心配されている。

企画のポイント
■〜タイヤが燃料に?〜

ほかの部品と異なりタイヤは消耗品。年間1億本以上の廃タイヤが発生している。実はその大半は、製紙工場などで燃やされていた。これは「熱回収」というリサイクルのひとつ。昨今の原油高騰で、石油製品であるタイヤは需要が高まっているという。
中古タイヤや更生タイヤ(表面のゴムを張り直したタイヤ)というものもあるが、日本での需要はほとんど無いのが現状。

企画のポイント
   


■いまだかつてないトライ  〜廃車部品の行方を追跡〜 

車の解体業者を訪ねたもりちえみ。一台の廃車がどうなっていくのか教えてもらった。まずはユーザーが負担したリサイクル料金を使って、エアコンのフロンガスを回収し、エアバッグを破壊する。そして部品を次々にはずして・・・金属でできた部品は、素材をリサイクルするために買われていく。5年前の約7倍にまで値上がりしている鉄スクラップをはじめ、銅、アルミニウム、希少金属など軒並み相場が高騰しているという。中古部品として海外へ輸出される物もある。
 部品を取り除いたあとのボディは、破砕業者のもとでまとめて細かく砕かれる。そこから売れる鉄などを回収すると、あとはもう買い手のないシュレッダーダスト(シートや内装部分の破砕ごみ)。この処理にもユーザー負担のリサイクル料金は使われる。  最初は処理にお金がかかる部品のために、ユーザー負担のリサイクルの仕組みができた。いま、廃車は高く売れる時代。だが、相場が下がれば廃車はまたもや厄介者になる可能性がある。

いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ
■ 高橋道場 〜廃車部品を使ったグッズいろいろ〜   

廃車部品のリユースグッズを探してみると、シート、タイヤ、ドアガラス、エアバッグにシートベルト・・・普通なら処理に困るシュレッダーダストや燃やされて終わるものたち。これらを利用して作った品々だが、こうした再利用はごく僅か。リサイクルしやすい素材を使った車づくりへの転換が求められている。


高橋道場
高橋道場
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ゲストコメンテーター

細田衛士(慶應義塾大学経済学部教授/著書「環境制約と経済の再生産 古典派経済学的接近」他)

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