今回のハテナ
> 平成17年5月29日放送分 「賞味期限って過ぎたらどうなっちゃうの?」
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今回のねらい

1年間に日本全国で捨てられる食品廃棄物の量は2189万トン。これは、日本における年間米収穫量の2倍以上に相当します。食料の多くを海外からの輸入に頼っている私たちが、大量の食品を廃棄しているという現状。こうした問題を考える上で、私たちにとって身近なのが、食品に表示されている賞味期限・消費期限です。スーパーやコンビニ、そして家庭から出た、期限切れ食品の行方を追うことで、日本における食品廃棄事情を、トコトン探ります!

今回のねらい
企画のポイント

○生ゴミのリサイクルは難しい!?
環境に対する意識の高い一部のコンビニやスーパーでは、本来ゴミとして焼却・埋め立て処分される、期限切れの食品を、堆肥化するなどしてリサイクルに取り組んでいますが、コストの面、堆肥の受け入れ先確保の面で、なかなか広まりにくい現状があるようです。期限切れ商品(ロス)を出さないよう、売り切る努力はしているものの、消費者のニーズに応えるために、ある程度のロスが出ることを前提で商品を仕入れざるをえない、というのが、企業の実情です。

○消費期限と賞味期限
消費期限は、劣化のスピードが速い食品(肉・魚・パン・弁当など)を、安全に食べることができる期限。賞味期限は、比較的日持ちする食品(乳製品・缶詰・カップ麺・スナック菓子など)を、おいしく食べることができる期限。いずれも、表示された保存方法・未開封の場合の期限として、メーカーが設定したものです。消費期限切れの食品に関しては、食べない方が良いと言えますが、賞味期限切れの食品に関しては、期限が切れたからといって、すぐに食べられなくなるわけではありません。これを混同して、安易に食品を廃棄してしまう人も、中にはいるのでは?!

○食品廃棄物の約6割は、家庭から出ている!?
2001年に施行された食品リサイクル法など、企業における食品廃棄物減量の取り組みが強化される一方で、家庭の生ゴミは手付かずの状態。でも実は、年間の食品廃棄物量2189万トンのうち、1250万トン(約6割)が、家庭から出る生ゴミ。日本の食品廃棄問題を考える上で、各家庭の生ゴミ事情は、避けては通れない問題なのです。

 

企画のポイント
いまだかつてないトライ
高橋道場
高橋道場
高橋道場

○団地の生ゴミ50軒分回収!家庭から出る生ゴミの実態調査に挑戦!
今回は、クワバタオハラが、品川の八潮団地において、50世帯から、一日分の生ゴミを回収させていただきました。
普段私たちは、どんな食品を生ゴミとして捨ててしまっているのでしょうか!?そしてそれは、どのくらいの量なのでしょうか!?
クワバタオハラが、広い広い八潮団地を駆けずり回り、ようやく回収した50軒の生ゴミをバケツに取り分けたところ、手付かずの冷凍食品や食パン、かじりかけのカステラやアメリカンドッグ、ブロッコリーなどが出てきました。
計量の結果、50世帯での合計が25975g(約26kg)、一家庭平均で519.5gの生ゴミが発生していることが、今回のトライで分かりました。
その内訳は、
◆調理くず  68%
◆食べ残し・手つかず 27%
◆食べられない部分  5%
です。
調理クズ(野菜・果物の皮や芯など)や、食べられない部分(貝殻や魚の骨など)はともかく、食べ残し・手つかずで捨てられてしまった食品――これらは、買うとき、作るとき、食べるときに、少し気を付ければ減らすことのできる生ゴミかもしれません。

高橋道場

賞味期限に対する理解の仕方を、高橋さんと一緒に考えます。
商品に表示されている賞味期限は、開封前に、適切な条件で保存した場合の期限。では、開封後の賞味期限は、一体どのくらいなのでしょうか?
今回は、バターを用いて、クイズ形式で答えてもらいました!

ゲストコメンテーター
東京農業大学第三高等学校校長
東京農業大学国際食料情報学部教授 牛久保明邦さん

家庭系食品廃棄物リサイクル研究会座長。食品廃棄物や食品リサイクルの実態に詳しく、生ゴミの堆肥化など、循環型社会の実現に力を注いでいる。著書に、『農業を軸とした有機廃棄物の循環利用の展望』(農林水産省農業環境技術研究所、共著)など。

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