今回のハテナ
> 平成21年5月10日放送分 「日本の竹林どうなってる?」
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今回のねらい

春の味覚といえばタケノコ。今は水煮パックになって一年中食べられますよね。でも、よく見るとほとんどが中国産、日本にも竹はいっぱいあるのに、日本のタケノコはどこへいったのでしょう?
輸入自由化によって、壊滅的な被害を受けた日本のタケノコ生産。採られずに放置されたタケノコは次々に竹へと成長し、竹林を荒らしていきました。その荒れた竹林が今、里山で様々な問題を引き起こしています。今回は、日本の里山で問題になっている放置竹林問題を、トコトンハテナします。
    


今回のねらい

企画のポイント

■どうしてタケノコは採られなくなった?

竹林が荒れた原因は、タケノコが採られなくなったことに端を発していました。1980年頃から大量に輸入されるようになった中国産の水煮タケノコは安価なために、日本のタケノコ市場を席巻しました。それに伴って日本のタケノコ生産が急激に落ち込み、タケノコ生産のために管理されていた竹林も、放置されるようになったのです。


どうしてタケノコは採られなくなった?


どうしてタケノコは採られなくなった?


どうしてタケノコは採られなくなった?

■高橋道場〜中国産と国産、食べて違いが分かる?〜

中国産と国産、確かに値段は違うけれど味はどうでしょう?タケノコの土佐煮で中国産と国産を食べ分けられるか高橋さんが挑戦! しかし結果は・・・どちらも間違ってしまいました。煮物などで味付けされると食感はともかく、味はほとんど変わらないようです。味に大きな違いがないのであれば、確かに安い中国産がよく売れるのも頷けます。


高橋道場


高橋道場


高橋道場

■いまだかつてないトライ〜荒れた竹林なんとかします〜

ワクバタオハラが荒れた竹林の整備に挑戦!!。荒れた竹林で成長のいい竹だけを残す「間引き」に挑戦しました。繁った竹林では、竹を切っても倒れません。引き抜いて倒し、運べるサイズに切る必要があり、かなりの重労働です。しかも切った竹は、燃やすか土に返すしか処理方法がありません。ゴミに出すにしても産業廃棄物としてお金がかかります。切った竹に使い道があれば、荒れた竹林もなんとかなりそうなのに・・・


いまだかつてないトライ


いまだかつてないトライ


いまだかつてないトライ

■切った竹、何か使い道はないの?

切った竹を竹細工職人のもとに持ち込んだクワバタオハラ。竹製品を作るのにも最適な竹の種類、最適な伐採時期があるそうでなかなか難しい。そもそも竹細工はプラ製品や段ボールに取って替わられ需要がない。竹で作った布や床材など、竹を使った製品も出てはいるのですが、やはり品質面、コスト面で結局は中国産の竹を使っているそうです。日本の荒れた竹林を商業的に利用するのは現状では難しそうです。


切った竹、何か使い道はないの?


切った竹、何か使い道はないの?


切った竹、何か使い道はないの?

■荒れた竹林での新たな取り組み

竹林整備にも新たな動きが出てきていました。それは市民の手でレジャーやイベントとして竹林の整備を楽しもうというもの。春はタケノコ掘り、秋は間伐材で灯籠祭りなど、竹林に人を呼び戻し、竹林を楽しみながら手入れするという動きが始まっているのです。それにしても、整備できる量はごくわずか・・・。タケノコを採るためにわざわざ中国から持ってきて植えた竹が、いらなくなったとたんに邪魔者扱いされ、管理されなくなって里山を荒らしている・・・竹林と人とのつきあい方には、少し考えさせられるものがあります。


荒れた竹林での新たな取り組み


荒れた竹林での新たな取り組み


荒れた竹林での新たな取り組み

ゲストコメンテーター

柏木治次(富士竹類植物園)

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