今回のハテナ
> 平成22年4月4日放送分 「この山菜、どこで採れたもの?」
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今回のねらい

以前は、特定の季節、限られた場所で食べられていた春の味覚「山菜」。しかし近ごろは、まだ真冬の2月頃からスーパーなどでも普通に見かけます。ふきのとうやたらの芽などなど、旬の時期より前にチェーン店にも並ぶほどの山菜って、いったいどこで採れたものなんでしょうか?


今回のねらい

■ スーパーで見る山菜、どこで採れたもの?

よくスーパーでも見かける山菜。その産地のひとつ、群馬でもりちえみが生産者を訪ねた。
雪の残る山間部、案内されたのはなんとビニールハウス!ケースにびっしり並んだ短い木の棒のようなものから一つ一つ芽が出ている。これが「たらの芽」。タラノキを節ごとに切って水につけておくと、暖かいハウスの中で自然の旬より4ヶ月も早くからたらの芽が採れ始めるという。
お馴染みの「ふきのとう」は、畑とハウスで作られていた。従来、蕗の副産物として採られていたふきのとうだが、専らふきのとうをたくさん作るための新しい品種も開発され、畑で露地栽培されていた。


スーパーで見る山菜、どこで採れたもの?


スーパーで見る山菜、どこで採れたもの?


スーパーで見る山菜、どこで採れたもの?

■ 天然?栽培?書かなくていいの?

スーパーの売り場では、新鮮な山菜が産地の県名を表示して置かれている。しかしラベルを見ても「天然」や「栽培」の文字はない。JAS法の規則では山菜も野菜と同じ扱いで、天然か栽培かの区別はなく、表示が義務づけられていないためだ。
同じく売り場によくある水煮の山菜。中のわらびやぜんまいなどは外国産がほとんど。実は、こうした山菜は国産よりも輸入ものの方が圧倒的に多い。スタジオでは、水煮わらび(輸入)と、生を茹でてあく抜きしただけのわらびを食べ比べた。


天然?栽培?書かなくていいの?


天然?栽培?書かなくていいの?


天然?栽培?書かなくていいの?

■ いまだかつてないトライ〜天然の山菜を探してみる〜

スーパーではとっくに出ている山菜だが、3月中旬の自然の山にはどんなものがあるのか。
地元の方の案内で林道や民家の裏庭を探索。かんぞう、ゆきのした、行者にんにく、ふきのとう、のびるを発見した。林の中では、間伐後の日当たりのいい場所にタラノキを見つけたが、たらの芽の自然の旬は5月。天然のたらの芽にはまだ早かった。


いまだかつてないトライ〜天然の山菜を探してみる〜


いまだかつてないトライ〜天然の山菜を探してみる〜


いまだかつてないトライ〜天然の山菜を探してみる〜

■ 山に山菜がなくなってきた?

サービスエリアや道の駅などの直売所でもよく見かける山菜。これらはどんなところで採れたもの?生産者を訪ねると、空き地のようなところに様々な山菜が…植えたものもあれば勝手に生えたものもある。遊休農地を借りて余り手をかけずに育てているという。わざわざ育てている理由は、マナーを無視した乱獲や間伐しないスギヒノキ林が暗すぎるため、山の自然の山菜がなくなってきたからなのだとか。山菜が当たり前にある山は少なくなってきている。


山に山菜がなくなってきた?


山に山菜がなくなってきた?


山に山菜がなくなってきた?


ゲストコメンテーター
杉浦 孝蔵さん (東京農業大学 名誉教授)
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