今回のハテナ
> 平成22年10月10日放送分 「夏の猛暑、今年のお米はどうなってる?」
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今回のねらい

今年の夏は記録的な猛暑が続いた。この暑さ、お米の生育にも影響を及ぼし、地方によっては作況の不良が伝えられている。ただしこの作況は取れた量を示すもの。
実際には、今年のお米は質も良くないというが、いったいどんなことが起きているのか、トコトンハテナ!


今回のねらい

■ お米の収穫、農家では…

作況指数で「不良(9月15日現在)」となった埼玉県。9月下旬、県下の鴻巣市で農家を訪ねると今年は、高温の影響で稲の実りが例年より1週間ほど早く、米の粒が白く濁ったり粒が小さかったりしているという。ふるいにかけて選別したら、くず米の割合が例年の3倍にもなってしまった。
取材した農家では特別栽培米のブランド米も育てているが、通常より大粒で食味の良いブランド基準を今年は満たすことが出来なかった。


お米の収穫、農家では…


お米の収穫、農家では…


お米の収穫、農家では…

■ 今年のお米の出来は?

収穫・選別したお米は等級検査というものを受ける。粒ぞろい、籾と黒や緑の着色粒の混入度合いなどを見て、検査員が総合的に判定する。例年なら9割ほどが1等米に格付けされるそうだが、今年は取材時点で1等米はなく最高が2等米だった。
一方、主に地元の兼業農家が収穫を運び込む乾燥調整施設(カントリーエレベータ)では、選別を厳しくして2等米を作らないようにするのだとか。その分、くず米も増えることになる。


今年のお米の出来は?


今年のお米の出来は?


今年のお米の出来は?

■ 普段食べるお米は、何等米?

米穀店を訪ねると、玄米の入った袋には等級検査のハンコが。農家が出荷した状態のまま仕入れるので等級も分かる。しかし、スーパーやホームセンターで売っている米の袋には何も表示されていない。実は、等級の表示は義務ではなかったのだ。
ならば米穀店で何等米なのか見て貰おうと、売り場でいちばん安い米を購入。だが、精米して白米になると専門家でも等級はほとんど区別できないものなのだった。


普段食べるお米は、何等米?


普段食べるお米は、何等米?


普段食べるお米は、何等米?

■ 高橋道場 〜1等2等3等米、食べ比べて等級がわかる?〜

3種類のごはんを食べ比べて、1等米、2等米、3等米を言い当ててみる。分からないながらも、粒の大きさや柔らかさを頼りにみんなで考えた。粒ぞろいで選んだ1等米は正解だったものの、結論は“味の違いはわからない”ということだった。


高橋道場 〜1等2等3等米、食べ比べて等級がわかる?〜


高橋道場 〜1等2等3等米、食べ比べて等級がわかる?〜


高橋道場 〜1等2等3等米、食べ比べて等級がわかる?〜

■ 2等米はどこにある?

今年はいつもより多く出そうな「2等米」。どのように流通しているのだろうか?方々の産地から米を入荷して精米・販売する卸売業者を訪ねると、2等米はなんと!1等米と混ぜてしまうという。業者の精米工場では精密な選別を行うハイテク機械が活躍し、2等米の主な原因だった悪い粒を取り除くので、出来上がった白米を見ても1等2等の区別はつかなくなっていた。


2等米はどこにある?


2等米はどこにある?


2等米はどこにある?


ゲストコメンテーター
大泉 一貫さん (宮城大学 副学長)
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