今回のハテナ
> 平成23年6月5日放送分 震災でいま牛乳どうなっている?
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今回のねらい

東日本大震災の発生からしばらくは、首都圏でも色々なものが品不足になった。その中でも品薄が続いたのが、牛乳。その時いったい何が起きていたのか?また現在はどうなっているのか? 当たり前のように店頭にたくさん並んでいる牛乳を追って、生産現場を調べてみた。


今回のねらい

企画のポイント

■ 震災の影響 店頭では? 牧場では?

大手のスーパーを訪ねると牛乳の品揃えはすでに回復。しかし、仕入れ先の乳業メーカーが被災して、震災後のひと月あまりは入荷が半減。遠く九州からも仕入れて需要に応えていたという。
千葉県の牧場を訪ね作業を見せてもらうと、そこでは搾乳機をはじめ電気機器が随所に導入されていた。地震直後の停電時には搾乳が行えず、20頭もの乳牛が乳房炎にかかってしまったそうだ。江戸むらさきの二人、牧場の仕事も体験させてもらった。
牧場で搾った生乳は、クーラーステーション(冷蔵施設)に運ばれていく。そこは、地域の酪農家から生乳を集め、乳業メーカーに出荷するところ。細菌などの検査や低温での貯蔵は大事な役割だが、ここでも電気は欠かせない。地震の直後は、出荷先の工場が被災したため運ぶことができず、一部の生乳を廃棄せざるを得なかったという。


震災の影響 店頭では? 牧場では?


震災の影響 店頭では? 牧場では?


震災の影響 店頭では? 牧場では?

■ 牛乳の巨大工場 震災の影響は?

次に生乳が運ばれる先は、牛乳工場。一日に牛乳40万本を生産する巨大工場を訪ねると、地震から10日後まで操業できず、各地から仕入れていた生乳約250トンをダメにしてしまったという。北海道産の生乳を運ぶ船も、港の被災でルートを変更。先月まで、遠回りを余儀なくされていた。
工場では、各工程は機械化され、牛乳は配管を通るばかりで見えることもない。被災時も複雑な配管の修理に苦労したとか。高速でどんどん牛乳がパックで詰めされていく。「牛乳は生鮮食品で在庫ができないから、品不足が起こった」とゲスト垣田達哉氏。


牛乳の巨大工場 震災の影響は?


牛乳の巨大工場 震災の影響は?


牛乳の巨大工場 震災の影響は?

■ 高橋道場 〜牛乳はどれ?〜

スーパーの売り場に並んでいるものの中には、牛乳のようで牛乳ではないものもある。表示の一部を隠した色々な製品の中で、どれが「牛乳」か選り分けてみる。 牛乳、加工乳、乳製品の違いをゲストの垣田氏が解説。視覚障害者にも分かるように「成分無調整牛乳」だけに施された、パック上部の切り込みも紹介。


高橋道場 〜牛乳はどれ?〜


高橋道場 〜牛乳はどれ?〜


高橋道場 〜牛乳はどれ?〜

■ 牛乳不足の意外なワケ

再び巨大工場。地震から10日後に操業を再開したものの、紙パックが不足して、品目を限定した生産が行われたという。仕入れ先の紙パック工場も被災していたのだ。
紙パック工場では復旧に3月いっぱいかかり、生産を再開すると行政から「牛乳パックを優先して」との要請があったそうだ。
大量生産される牛乳。何かがちょっとでも欠けると、供給はストップしてしまうのだ。


牛乳不足の意外なワケ


牛乳不足の意外なワケ


牛乳不足の意外なワケ

■ どうするの?夏の節電

牛乳はこれから需要が伸びる夏。特に電力需給が逼迫しそうな今年の節電対策だが、牛乳生産の現場では、搾乳量と牛の健康、生乳の安全性を考えると、節電できる範囲は非常に限られていることがわかった。


どうするの?夏の節電


どうするの?夏の節電


どうするの?夏の節電

■ ゲストコメンテーター

垣田達哉さん(消費者問題研究所)

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