今回のトライはクワバタの結婚相手探し! 「お見合い」「合コン」「結婚情報サービス」と3つの出会いの場で結婚相手を探すなかで、「結婚したくてもできない事情」を探っていく。
◆その1:お見合い編
かつて結婚の主流だったお見合い。しかし、1960年代後半に恋愛結婚との割合が逆転し、いまでは8%といわれている(02年/国立社会保障・人口問題研究所)。一度お見合いをしたかったというクワバタは、仲人さんの力を借りてお見合いを体験する。お見合い写真を撮り、お見合いの場にのぞむ心構えも学ぶ。やってみると「冷静に相手を選べる」「仲人さんが結婚の後押しをしてくれる」など、お見合いの良い面を実感する。
「世話焼きおばさん」や「世話焼き上司」など、親身に結婚を考えてくれる人がいなくなったのも未婚率上昇の原因の一つ。
さらに、かつては会社が「集団お見合いの場」としての機能を持っていたが、不況で採用人員が減り、出会いのチャンスが少なくなっているのも、未婚率上昇に拍車をかけている。
◆その2:合コン編
ここ20年、恋人探しや結婚相手探しの場として一般的になった合コン。男女それぞれの幹事が同数の男女を集めて行うのが原則。
合コンで男性と女性はそれぞれ相手のどこをチェックするのだろうか。女性は「誠実さ」「包容力」「経済力」とさまざま。それに対して男性は「容姿」を重視する場合が多い。
今回番組が取材した合コンには合コン歴100回以上という男性もいた。しかし、「いたずらに回数を重ねるばかりで、うまくいかないのがほとんど」だという。2時間という限られた時間のなかで、ライバルを制してお気に入りの相手にアピールするのは難しい。
◆その3:結婚情報サービス編
現代版お見合いの代表、結婚情報サービス。今回取材した大手のサンマリエには、男女合わせて4万に会員が登録し、年間1,500組が結婚するという。
サンマリエの会員のなかにクワバタオハラが望む結婚相手はいるのか。年齢、年収、身長などをパソコンに入力すると、希望の条件を満たす相手を検索できる。
データや写真でお互いが同意すれば、会員同士がお見合いできる。そこで問題になるのが、お見合いの場をリードするべき男性のコミュニケーション能力だという。そこで、この結婚情報サービスでは会話のテクニックやおしゃれを学ぶ「花婿学校」を開校している。
以前から日本人男性はコミュニケーション能力が高かったわけではない。それでもたいていの人たちが結婚できていたのは、女性の選択肢が結婚しかなかったためだ。女性の生き方が多様化し、男性に求めるハードルが高くなったのも、結婚しづらくなっている大きな要因だ。
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