今回のハテナ
> 平成18年5月7日放送分 「景気が良くなっているってホント?」
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今回のねらい
 最近、景気回復、企業の業績好転、都市部の地価上昇などのニュースを良く耳にします。この景気上昇、4年前から始まっていると国はいいますが、こう聞かされて実感を持てる人って、どれくらいいるのでしょう。日々の生活を送る中でその実感が薄いのはなぜなんでしょうか? 世の中の景気、ホントのところはどうなのか、探ります。 今回のねらい
企画のポイント

■ サラリーマンの給料は上がっていない
 かつてのバブル景気のときは、全体が底上げされてみんなが景気のよさを実感できたものだが、いまは様相が違っているようだ。
  実際、サラリーマンの給料は上がっていない。“景気の底”といわれる2002年と05年でサラリーマンの平均給料を比較すると、わずかながら減少している。
  働く人の本音を聞こうと、おでん屋台を借り切ったクワバタオハラ。常連さんたちに話を聞いてみると、「給料が上がらないと、お小遣いも上がらない」「上場企業は良いというが、下までは来ていない」などと、景気上昇の恩恵は受けていない様子。
 企業が「能力給」を導入したことで、一部の正社員は給料が上がり、大部分は上がらないという仕組みになってきている、とゲストの荻原博子さん。
  他方、パートタイマーの時給をみると、3年間で7%近くアップ。派遣会社に登録して働く人も同様で、賃金が上昇している。人手を確保したい企業が賃金を上げて競争しているせいだ。
  正社員を減らして社会保険料などの負担から身軽になり、パートや派遣の人材を増やす。こんな形に会社の構造が変わってきているのだという。

■ 今どきの景気、資産への影響は?
  銀行では、貯めるだけでなく積極的に増やす方向への変化が見られ、高金利の定期預金や海外の投資信託に人気が集まっている。
  株式投資も新規口座の開設が普段の4倍に増加。株価が上昇し、顧客の雰囲気も随分穏やかなものに変わってきているそうだ。
  この3月の発表で公示地価が上昇していた都心部。東京湾岸の新築マンションのモデルルームには予想を超える数の人が訪れている。人気が高いのは5000万円前後の部屋。購入マインドの高まりを感じているという。

■ 地域で違う景気
 都心部のマンション販売は好調。しかし都心から離れた周辺部では、50坪の土地付き戸建てが1500万円。「まだ、上がるところまで来ていない」と地元の不動産屋さん。
  都心から1時間ほどの住宅地で個人商店の声を聞くと、商売が上向いている話はない。景気の良さは実感できないという。
  都心にお金がどんどん集まり、周辺地域との格差が広がっている。余裕のお金がたくさんある人には、株でも土地でもいろんな使い道があってよいが、普通の人は将来の金利上昇と支払い負担増を見越して、まず住宅ローンなどの借金を返すことが大事だと、荻原さんが解説。

今回のねらい

今回のねらい
いまだかつてないトライ 〜こんなことすれば景気を実感?瞬間豪華な一日〜
いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ

 一体どこへ行けば今どきの好景気を実感できるの?ということで、クワバタオハラがセレブに変身し、一日だけ景気良くゴージャスに過ごしてみる。

 訪ねたのは、このところ売れ行き好調の高級輸入車販売店。高級車に試乗して、2人はご満悦。
  ほかにも売れ行きが好調というのは、超高級品がここ数年になくよく売れているという百貨店。家電量販店では、数十万円の液晶テレビや洗濯機、リサイクルショップでも高級家具の売れ行きが伸びでいる。

 続いて、クワバタオハラはゴールドショップで金の延べ棒とご対面。1本で12キロ、なんと!3000万円。この数年は女性や若い人にも客層が広がり気軽に来て買っていくという。

 瞬間豪華な一日の締めくくりは、リッチな個室で楽しむ競馬。飲んで食べて、賭けて…。ここでも、料金一人5000円から1万円ほどの高級レストランスペースは連日盛況なんだとか。

 高額なものほど売れ行きが好調な様子。その一方で、食品など日常品を扱うスーパーは依然として低迷を続けている。

高橋道場 「儲かったお金はどうなる?社長になったつもりでシミュレーション」
いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ
いまだかつてないトライ
  好景気で儲かったお金を会社はどう使うのか。高橋英樹が社長になったつもりで考える。社員の昇給にお金はまわってくるのだろうか。
  高橋英樹社長が考えた結論は、業務拡大6:社員昇給2:株主配当1:借金返済1、という配分。
  しかし、ゲストの荻原さんは、これからは会社の儲けを社員昇給には回せなくなるのでは、という。この5月から始まった「会社法」によって、従来のような社員への利益の配分より、株主の利益が優先されることになっていくと見ているためだ。
ゲストコメンテーター
経済ジャーナリスト・荻原博子
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