大正9年
国際連盟発足
波子16歳

小樽にて陸軍将校と初めての男女交際。
結婚を申し込まれるが森田運送店長男、勇太郎(20)と出会い
大正11年結婚、その後2子をもうける。
         
昭和9年
執政薄儀が満州国皇帝に
波子30歳

森田家、荒涼とした牡丹江に到着。
匪賊の襲撃を受ける。
命がけで拳銃を構え、子供たちを守る。
         
昭和10年
波子31歳

塚本の支援を受けて酒造所を確保し事業に着手。
         
 
昭和13年
波子34歳
 

次男公平出産。
         
昭和15年
日独伊三国軍事同盟
波子36歳

新酒「弓鷹」好評。年造石高1,500石を越える。
波子17年ぶりに大杉(40)と再会し密通、
勇太郎は波子の不貞を確信し、指を詰める。
森田家最盛期。
         
昭和18年
イタリア無条件降伏
波子39歳

長男一男(18)の帰郷の席で協和物産社員氷室啓介、
長女美咲のロシア語家庭教師エレナと会う。
         
昭和19年
パリ開放、サイパン陥落
波子40歳

一男、特攻隊に志願、出征の壮行会。
波子ちぎれるほど小旗をふる。
         
昭和20年
7月ドイツ無条件降伏
波子41歳

密告文書によりエレナがスパイであることがわかり氷室(24)、
森田家中庭でエレナを処刑。
         
昭和20年8月  

満人の暴動あり、家族を連れ、駅へ。氷室に乗車券を頼み、
ハルビン行きの軍用列車に乗る。
         
昭和20年8月15日  

正午、無条件降伏を受け入れ、日本の満州支配終わる。
大杉、軍旗を奉焼し自決。
         
昭和20年8月末  

波子ら、ハルビンに到着、満軍兵に荷物を没収され
桃山小学校に収容される。勇太郎と劇的な再会。
         
昭和20年9月  

勇太郎、強制使役に立候補、過酷な行軍に同行。
牡丹江にてロシア語の通訳をする氷室と再会、
大杉の最期を聞く。
         
昭和20年11月  

勇太郎、肺壊疸で戻る。看病の甲斐なく勇太郎死去。
         
昭和21年2月
波子42歳

大観園で阿片中毒にかかっている氷室を連れ帰る。
氷室、激しい発作、痙攣を続ける。
         
昭和21年5月  

塚本、人民裁判にかけられ、死刑宣告を受け、銃殺される。
         
昭和21年7月  

氷室、常人レベルまで回復。
引き上げが決まり一緒に日本に帰ろうという波子に対し、
処刑覚悟で満州に残ると宣言。
9月、引き上げ船で波子らはようやく日本への帰路に着く。
         
現在
<波子は昭和52年に73歳で死去>

波子の長女美咲は、京都のある寺で、
生きていた氷室と57年ぶりに再会。