幻冬舎・社長。角川書店時代、その独特の感性と行動力で、「月刊カドカワ」の売り上げを30倍に伸ばしたことで知られるカリスマ編集者。42歳のとき、誰もが「不可能だ」と言う中、同僚5人と幻冬舎を設立。以来、石原新太郎の「弟」や郷ひろみの「ダディ」など、数多くのミリオンセラーを世に送り出してきた。

■見城さんが薦める本
 「吉本隆明 全著作集  定本詩集」(勁草出版)
※絶版のため、「吉本隆明詩全集5 定本詩集」(思潮社/2,400円+税)でも同じものが読めます。
 
【見城さんが選ぶ1文】

ぼくは秩序の敵であるとおなじにきみたちの敵だ
(~転位のための十篇より~)
 
“戦後最大の思想家”と呼ばれ、詩人、評論家としても有名な吉本隆明。
終戦後まもない昭和28年。労働紛争の真っ只中にいた彼は、どうにもならない秩序と、そこに立ち塞がるだけの労働者、その両方との意識の溝に孤独を感じながらも、戦い続ける意思を詩に表現しました。
 
「彼は革命闘争をやっている時に、自分の孤独な心情を、しかし戦うという意思を、詩にかたくした」と語る見城さん。
 
見城さんは、この本を7冊も、ベッドサイドやトイレ、風呂場など家中に置いて、何かでくじけそうになった時、読むそうです。そして本を読むたびに・・・。
「まず涙が出ます。ここまで極限まで辛い思いを耐えて、なおかつ戦おうとした人がいたんだということに対して涙が出てきます。辛いとき、どうにもならないとき、必ずこの詩集を読む。そうすると、よし戦いきるぞっていう気力に満ちてくる」
 

【こんな人に読んで欲しい】
"不可能だと思えることに決然と挑もうとしている人たちに"
 
【今こそ 本を読め!】
「本は、人の精神が原料」だと見城さんは言います。
「人間は死ぬという運命を持っている限り、いろんな問題を抱えざるを得ない。
その時に一番ヘビーに、一番決定的に影響を与えてくれる、または救いの光をきちっと照らしてくれるのは本」
 

【本の"たすき"を渡す人を...】
「それは小山薫堂です。僕は彼を誤解していたんですね。非常に軽い人間だと思っていたんです。違いますね、まったく...」


【森本智子の取材後記】
http://ablog.tv-tokyo.co.jp/morimoto/2010/04/post.html
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