
■池田さんが薦める本
「論語と算盤」/渋沢栄一(角川学芸出版)
※国書刊行会からも出版されています。
※「現代語訳 論語と算盤」 (ちくま新書)もあります。
日本の近代資本主義の父と言われる渋沢栄一の談話録。中国の思想家、孔子の教えをまとめた論語を道徳とし、算盤を経済にたとえ、「道徳と経済は一致すべき」と語っています。
池田さんはこの本が、経営とはなにかと行き詰ったときの大きなヒントとなっているそうです。
【働く人に語りかける言葉】
渾身の努力をさえ尽くしておれば、精神事業においての失敗は、決して失敗ではない
・・・誠実に努力した結果であれば、失敗であっても、それは失敗とは言い切れずいずれ運命が開けるということ。
かく一見残酷なる態度に出づる先輩は、往々後進の怨恨を受けるようなこともあるほどのもので、後進の間には甚だ人望の乏しいものであるが、かかる先輩は果たして後進の利益にならぬものだろうか
・・・これは部下を残酷にガミガミと叱る先輩であっても、自分にとって、実はメリットがあるのでは?という問いかけ。
働いている人にグッとくる言葉が数多く書かれています。
【本の"たすき"を渡す人を】
「フォーバルの会長、大久保さん。明るくて前向きに意思決定をされている方だと思います」
【森本智子の取材後記】
http://ablog.tv-tokyo.co.jp/morimoto/2010/12/post-20.html